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第二十四話『来るよ、来るよ』

212 名前: ◆gkoKyMTz7Q [] 投稿日:2006/07/23(日) 00:57:21 ID:/8KBRB8Z0

第24話いきます。
1年くらい前の実体験。
私はいつも二階の自分の部屋で寝ている。
でもその夜は一階の居間でテスト勉強をしていて、そのまま疲れて眠ってしまった。
しばらくして目が覚めて、起き上がろうとしたけど身体が動かなかった。目も開けられなかった。
そんな経験初めてだったからどうしようと思ってじっとしていると、急に耳元がざわざわしてきた。
何十人、何百人っていうくらいの大勢の人の声がだんだんと大きくなってくるようだった。
その声を良く聞くと、一人一人が「来るよ、来るよ」と言っていた。
何が来るのかよく分からないわ怖いわで何とか目を開けようとしても全く開かない。声も出ない。
すると急に、誰かの手がガッと私の肩を掴んできた。
それから何人もの手がぐいぐいと私の身体を引っ張ろうとする。
私は必死の思いでそれに耐えた。「早く消えろ」とひたすら祈った。
しばらくすると、私をひっぱっていた感覚も消え、耳元でざわついていた音も小さくなっていった。
ようやく身体も動くようになったけど、私は目を開けるのも怖くて、身を縮めながら再び眠りについた。
翌日起きたら何も無かったし、その出来事が夢だったように感じた。
でもそれ以来、私は一階の居間では寝ないようにしている。【完】
Last modified:2009/03/25 10:35:17
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