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!作品情報
||!作者||10-335氏||!初出||070216
||!題名||>>無題
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そうそう…

「だから別に気にすること無いんじゃないか」{{br}}
「そ、そうかな」{{br}}
「でも、俺は『古泉』からは貰ってない、がな」{{br}}
「−ッ!」

ここで声にならない声の電話の向こう側を無視するがごとく電話を切った。{{br}}
だいたいな、そんなような予感はしてたんだ。昨日の3人から「義理」というチタンコーティングの施されたチョコを手渡された後、照れ隠しがどうかは知らんがもう眠いから早退するわ、と独り流れ解散にしたハルヒを追って朝倉が駆けて行った背中を思い出しながら。

翌日といっても今日だが、まず驚いたのが、朝倉が立ち直ったというか復活したというかなんというか生気に満ち溢れ、軽井沢の白樺の森で深呼吸してそのまま辺り一体の空気をお持ち帰りしてきた位の清々しさだ。それに引き換え真後ろの団長様といえば、昨日までの朝倉病が伝染して更に悪化させたような、まず、目が合わない、次になんか落ち着かない、最後に唸っている、と何時ぞやのように、朝倉がやってきて{{br}}
「どこか調子悪いの?保健室行かない?」と聞かれたら一発で卒倒しそうな雰囲気だった。{{br}}
というかもうこの辺りで察しがついて、だからなんでオマエらはこんなにも表情に表れやすいんだ、長門を見習え長門を、と、突っ込みたいのは山々だったのだか、後頭部にハリセンが直撃しそうなので自重する事にした。

無論、放課後部室に揃うも、直ぐ席を立って居なくなったり、無闇やたらに窓を開け閉めしたり意味無く携帯や時計を気にしたりと、お前は分娩室に運ばれた妊婦を待つ父親かと、ココロの中で叫ぼうにも、早々と参ったらしく、今日も無駄に日の明るいうちから帰ってしまったわけで。

そして冒頭の電話で開口一番。{{br}}
「キョン、キョン、キョン、キョンっ、キョン」{{br}}
「お前はハモるんの練習中か?」{{br}}
「どどどどどどどどうしよ、貰っちゃった・・・」{{br}}
「今度は道路工事か?」{{br}}
ここで1回目の無視を決め、ポチっと切った。