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(ss)481

作品情報

作者10-335氏初出070210
題名無題

そうそう・・・

2月といえば学生的にもいろいろと持て余し気味の時期で世間的にも商売関係ではニッパチという言葉があるくらいなのだから夏同様長期休暇にしてくれた方がよっぽど寒さで身が凍る今時分としては正しい過ごし方のように思えるようだが、そんなこんなで、別に遠い未来から刺客が訪れるわけでもなく、掃除用具入れが不審者御用達のサイバーゲートになったりするわけでもなく予定されてたイベントが予告もなしにシャチホコの街から都に飛ばされてゲンナリするわけでもなく、至って平凡に日本の冬という消化試合行っていた、のだが。
「ねぇ、知ってる?」
と首根っこ掴まれて、何時ぞやの屋上への踊り場に連れ込まれた状況下において聞くも何もそういう質問自体野暮ってもんだろ、団長さんよぉ。それに主語ねぇし。
「キョンだとわかると思ったんだけどね」と、5W1Hも無い、はてなの答えを何故俺が理解できると。わかるわけねぇだろっう顔を見せた後で、しょうがないわねぇ、って
「涼子のこと、なにか聞いてない?」ああ、何かって、例えばどんなことだ具体的に?
ワカメやバナナに異常な恐怖心が芽生えたとか電信柱の影に怯えてるとか国の名前聞くと耳を塞ぐとかか、えっそんなネガティブなことじゃないって。
「ま、ネガティブっちゃそうかもしれないけど、あのコ大丈夫?金銭的に」
え、ってか速攻ばれてるし、と引きつった表情を読み取られたら最後、矢継ぎ早に突っ込まれた。無論こんなことでたじろぐ俺ではないのだが。
なんかねぇ、涼子ったら私のほう見てなんかソワソワしてるし、たまたま部屋寄ったら電気止まってるっていうし、たまたまよ、たまたま、ちょっと用事あってね、で階上の有希に聞いたら心配ない、だって。どうも親御さんの関係でちょっとあるみたいだけど、しばらくすると平気だって。しかも最近部活休み気味じゃない、そしたら案の定、バイトやっているんだって、ほんとに大丈夫かな・・・

って、昼休み、ハルヒに思いっきり問い詰められた。喋る唾が顔に付くほどに。
長門、いいのか朝倉との約束とかは。
「問題ない」
随分素っ気無い返答だな。オマエがその場に居たようだから、上手い事手短に納得のいくように撒いたのだろうけど後に尾を引くことは無いだろうな?マジで。
翌朝起きたら、国が破綻していて「これで皆一文無しよ」なんてことには。
「それは無いんじゃないでしょうか、今の涼宮さんには」
いたのか、古泉。
「最近の涼宮さんの動向を伺うに、いろいろと出動することもないですから」
確かにコイツの顔が引きつるような場面は殆ど最近お目にかかっていない。
「もし、それに本当に朝倉涼子さんのことが心底心配で、何か危惧することを察知したとするならば、もうすでに行動を起こして騒ぎになっているんじゃないんですか」
言いたいことは分かる、というか目に浮かぶ。話に出たバイト先に怒鳴りながら乗り込んで、『私の涼子に無理させたら許さないからね』と逆に朝倉の立場を悪くさせて問題を大きくしているのが。

「どちらにしろ時間が全てを解決するという解釈でよろしいのですね、有希さん」
「そう」
こういった結論に達した以上時間限定貧乏症のことは棚上げすることにした。当人に聞く以外は。


「喜緑さんは何かバイトやったことありますか?」
「前にコシュチュームに定評のあるファミレスをやったことがあるのですよ」
「ほーそれは似合ったことでしょう」
「周りからも評判だったし私も気分がよかったですから」
「それはどういうことですか」
「『ケッこの客野郎は私が笑顔の下でどんなこと考えてるか知らないで、ハァハァしているんだろう』と考えただけでゾクッとしてきて、癖になりますよ」

「朝倉さん、随分声真似がお上手ですね」
「あ、喜

Last modified:2007/02/14 20:56:56
Keyword(s):[10-335]
References:[旧作一覧その5]