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moikomi's Wiki - 縁起の思考実験 Diff

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! 縁起原理主義の思考実験の記述


#第1命題:永続的な心の平安(涅槃)が到達目標である。涅槃には一時的な涅槃と永続的な涅槃とがある。一時的な涅槃は座禅によって得られる。一時的な涅槃は、座禅を解くと消えてしまう。座禅を解いた後も永続するためには、一時的な涅槃を破壊するもの(煩悩)を原因から断ち切ることが必要となる。煩悩の生成する現象、消滅する現象を観察し、把握し(苦諦)、原因を見通し(集諦)、取り除くコツを把握し(滅諦)、実行すればよい(道諦)。
#第2命題:心の平安の獲得のためには、心に届く一切を因果関係で見通すことが有用である。
#第3命題:(おそらく)最も困難な障害物は、《我》であり、《此時此処の私の意識》である。《此時此処の私の意識》を因果関係の帰結として見通すことが、最大の困難であろう。しかし、不可能ではない。《我》や《意識》を因果関係の帰結として見通すということは、主体性や主導性が見えなくなるということである。主体性や主導性は実は存在しなかった、と見るようになることである。《我》や《私の身体》や《私の意識》を現象として、因果の流れの一部として観察し、それを生じさせた原因を眺めるようになる、ということである。


#第一公理:一切は縁によりて生じ、縁によりて滅する。
#第二公理:直知し得ないモノ・コトは語り得ない、語るべきではない(無記)。
#第三公理:「コトバ」と『思い描き』と《モノ》は的確に区別されなければならない。
##「コトバ」は縁によって生じる。
##「折り鶴」というコトバは、
###或る場合には、「折り鶴」というコトバは、『折り鶴』という思い描きを表現したいという欲求を縁としてが生じる。
###或る場合には、「折り鶴」というコトバは、他者が口と喉、胸を動かすことによって「オ」「リ」「ヅ」「ル」という音を発することによって生じる。「折り鶴」というコトバは、《他者》というモノの動きによって生じる。その他者からのコトバを発する動きは、他者の内部で生じた何かが縁となって生じる。
###或る場合には文字に書かれた「折り鶴」というコトバを発見することによって生じる。文字に書かれたコトバも、それを書いた人の内部で生じた何かが縁となって生じる。
###或る場合には《折り鶴》というモノを見つけたときに「折り鶴」というコトバが生じる(『折り鶴』という思い描きが先行するかどうかはよくわからない)。
##『思い描き』は縁によりて生じる。
##『折り鶴』という思い描きは、
###或る場合には「折り鶴」というコトバを聞くと生じる。
###或る場合には、イメージで考えているとき、イメージA(『折り紙を折って行く』という思い描き)を縁としてイメージB(『折り鶴』)が生じる。
###或る場合には《折り鶴》というモノが目に入ったときに『折り鶴』という《思い描き》が生じる。
##《モノ》は縁によりて生じる。
##《折り鶴》というモノは、
###或る場合には、それが視野に入ってくるときに私にとってモノとして生じる。視野から出て行くときには私にとってのモノではなく、私にとっては不知のもの、無記となる。
###或る場合には、《折り鶴》というモノを作って、壊す、とき《折り鶴》というモノが生じ、滅する。、私の身体の動きを縁として生じ、滅する。その私の身体の動きの原因となった縁は、私のなかの何かであろう。『折り鶴』のイメージ、『折り鶴の作り方』というイメージが縁となって《折り鶴》というモノが生じる(とアリストテレスは言っている)。
##「コトバ」というコトバ、『コトバ』という思い描き、《コトバ》というモノがある。
##「思い描き」というコトバ、『思い描き』という思い描き、《思い描き》というモノがある。
##「モノ」というコトバ、『モノ』という思い描き、《モノ》というモノがある。


#命題1:直知者は縁によりて生じ、縁によりて滅する。
##命題1-a:直知者の縁生・縁滅の縁がどのような者であるかは、今のところ、無記である。
###直知者A(自分自身)の生成を直知する直知者は、直知者Aが生成する前には存在しない。自らの無→有の生成を直知できる直知者は存在しない。直知できない。直知者A(自分自身)の消滅を直知する直知者は、直知者Aが消滅した後には存在しない。自らの有→無の消滅を直知できる直知者は存在しない。直知できない。
##命題1-b:直知者は、目覚めを縁として生じ、眠りを縁として消滅する。
##命題1-c。直知者は身体の誕生を縁として生成し、身体の死を縁として滅する。
##命題1-x。「命題1-a」〜「命題1-c」の「直知者」は同じモノを指し示すが、視点が異なる。始点が異なれば、見た方が異なる。同じ車でも、右横から見るか、正面から見るかによってフロントガラスの見え方が異なる。



#「是諸法空相不生不滅」は縁起原理主義の思考実験においては誤りである。
#「諸法空相」そのものは「無記」である。
#「諸法空相」が私に生じたのは縁起による。

#縁起の法そのものは無記である。
#縁起の法の理解が私に生じたのは縁起による。

#ゴータマ・ブッダは縁によりて生じ、縁によりて滅する(滅した)。

#この身体の中に生じる『ブッダ』の《思い描き》は縁によりて生じ、縁によりて滅する。

#ピタゴラスの定理が普遍的であるかは無記。《ピタゴラスの定理そのもの》というモノは直知できない。
#『ピタゴラスの定理』という《思い描き》がこの身体の中に生じるのは縁による。その消滅も縁による。



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