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粘菌アメーバ

予備知識粘菌アメーバ、細胞性粘菌、移動体、粘菌変形体

定義

単細胞生物と多細胞生物の中間のような生物。

普段は単細胞生物として細胞分裂で増殖している。ところが、環境が悪くなると、暴走を始める個体が現れ、他の個体はその暴走に参加することによって、次第に融合してしまう。そして、暴走が止まると、融合体から枝が伸びて先端から胞子が放出される。という生き物。暴走中の融合体を「粘菌アメーバの移動体」という。原始的な植物というべきか?

粘菌は知性を持つか? http://www.brh.co.jp/experience/exhibition/journal/34/resarch_11.html

粘菌の非線形ダイナミクスによる情報機能発現 http://www.es.hokudai.ac.jp/publish/research/1998/nishiyama1.pdf

    1. 変形体の原形質は、数分周期の規則正しい往復流動を示す。・・通常の実験条件下では、変形体内の各点における収縮リズムは同じ周期を持つ。また、収縮に伴う原形質厚みの時間的空間的変動を計測すると、変形体内を位相波が伝播している様子が観察できる。さらに、温度など外部環境を周期的に変動させると、この外部リズムに変形体の収縮リズムが引き込まれる[1]。

http://ja.wikipedia.org/wiki/細胞性粘菌

http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/lab/2/celltech/nenkin/

NHKの地球なんたらという番組で、もっと印象的な映像があったと思う。

単細胞生物と多細胞生物の中間のような生物には、ボルボックスというのもある。こちらは、マリモのような球状に集まった群生単細胞生物なのだが、子孫は、その球の中で小さな球として育つ。よって、多細胞生物が体内で子孫を生むように見える。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ボルボックス

区別

粘菌アメーバ《群れ》

  1. 生き物は何故群れるのか? メリットは?、メリットを生む出す仕組みは?
  2. 個体間の情報伝達がなければメリットは生み出されえない。
  3. 他の個体の認識がなければメリットがでない。
  4. ある物体が、同一種であるか、そうでないかの区別ができなければ、《群れ》のメリットは出てくることはありえない。
  5. 粘菌アメーバ《群れ》において、「変形体内の各点における収縮リズムは同じ周期を持つ」とするなら、隣の細胞が同種の細胞であることの認識ができていなければならない。他のモノ情報(形、放出物質)を受け取って、それが、同種の生き物であることの識別ができなければならない。
  6. 同種の生き物はどこにいるのか、を記憶していなければ、情報伝達は非効率である。
  7. 他の個体が移動したときに、もとの場所には発見できない。もとの場所の近傍を捜して、それが記憶の中の移動前の同一種の個体と同一であることの識別ができなければならない。
  8. 《群れ》が左右に分かれてループ状に接触したときに、それが、同一の《群れ》の他の部分であるのか、別の《群れ》であるのかを識別できなければならない。(同一群の識別せずに同一種であれば融合する、という方法もあり得る)。
  9. 個体間の距離の確保のための引力と斥力。標準距離での関係確保。《状況》によって、基準距離を縮めたり、伸ばしたり。《状況》が悪いときには基準距離を縮め、《状況》がよいときには基準距離を伸ばす。全体に《状況》が悪くなったときには、部分集団に分裂する。基準距離の縮小に移動が追いつかずに分裂してしまう。
  10. 部分的に《状況》が悪くなったときには、その部分からの撤退が必要になる。その部分でだけ基準距離を縮めても撤退はできない。その部分の周辺部分も基準距離を縮めてはじめて撤退することが可能になる。まわりの部分から引っ張らなければならない。引っ張られる、のではなく、その方向へ移動するということ、移動する方向が分からなければならない。撤退部分の奥でも、どの方向へ移動するかが分からなければならない。
  11. 近傍個体を4つくらい覚えておくこと。近傍個体が有する近傍個体情報から近傍可能個体のリスト(4+4*4=20個)を取り出して、距離を計算して、近傍個体情報を書き換える。接触した個体に関しては、空間情報から近傍個体を取得する。
  12. 近傍個体リストの中で、最も遠い個体が基準距離よりも遠ければ、そちらに接近する。最も遠い個体が基準距離よりも近ければ、もっとも近い個体から離れるように移動する。
  13. 近傍個体リストの中で《不快》情報を持つものがあれば、基準距離を縮めて計算する。最も遠い個体への接近をはかる?。その個体からの回避をはかる?。《不快》個体のうち最も近い個体からの回避をはかる?、最も遠い個体からの回避をはかる?、《快》情報を持つものがあれば基準距離を伸ばして計算する。《快》情報を持つ個体への接近をはかる(?)。もっとも近い/遠い個体への接近をはかる?。両方がある場合には、回避優先?

《ヒトの個体》《ヒトの群れ》との関係はどうなんだろう? と考えさせられる生物たちだ。

Last modified:2006/02/26 22:34:33
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