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直観

直観

直接知のこと。コトバ《思いこみ》を媒介にせずに対象を知ること。

  1. 《知りつつあるモノ》《知られつつあるモノ》との間の《知りつつあること》という関係で知ること。
  2. 直観は直感ではない。
  3. 直観は直勘ではない。

『思想と動くもの』(ベルグソン、岩波文庫、青、645-4)の『哲学的直観』

  1. この直観はどういうものでありましょう。・・われわれが把握して固定するようになるものは、
    1. 具体的な直観の単純とそれを翻訳する抽象概念の複雑との中間にあるイメージ、
    2. おそらく意識されないながらその哲学者の心にまといつき、その思想のさまざまな回り道を通じてこの人の影のように随っていく逃げやすい消えそうなイメージ、
    3. 直観そのものではないにしても、直観が「説明」を与えるにはどうしても頼らなければならない必然的に記号的な概念的表現に比べると、はるかに直観に近づいているイメージであります。p.168

区別

直観と「否定の能力」

  1. 『思想と動くもの』(ベルグソン、岩波文庫、青、645-4)の『哲学的直観』
    1. 世の中で認められている思想や、明白と思われていた説や、それまでは科学として通用していた主張を前にして直観は哲学者の耳に「不可能だ」という言葉を囁きます。p.169
  2. まあ、そりゃ、そうだ。

コトバ直観

  1. 直観」というコトバで《直観》というモノを指し示すことはできるか?
  2. 直観》=「直観」というコトバが指し示すモノ=を、人々が、そのコトバを聞いても、そのコトバを聞いて生じるイメージを知ることによっては、知ることができない、ということ。つまり、「直観」というコトバが指し示すイメージは『直観』のイメージであって、《直観》というモノではない。「直観」というコトバは《直観》というモノを指し示していない、ということが問題。《直観》というモノは「直観」というコトバでは指し示すことができない、ということが問題。あらかじめ《直観》というモノを知っているヒトでなければ、「直観」というコトバは《直観》というモノを指し示すコトバとはならない。神秘主義の問題。《思いこみの世界》に住んでいるヒトにとっては、「直観」というコトバは《直観》というモノを指し示さない。
  3. 直観したモノコトバにすること、がある。
  4. コトバを聞いてその意味を知るというのは、一つの直観である。コトバの意味(《思いこみ》)との関係では媒介物は無いからである。
  5. 或るモノコトバを媒介にして知ることは、《思いこみ》による認識である。コトバはそのままでは認識手段にはなりえない。コトバの意味(《思いこみ》)が認識媒体となるのである。『対象物はxxである』といった《思いこみ》を「対象物はxxである」というコトバにするのである。また、逆に「対象物はxxである」というコトバを聞いて(もしくは自ら発語して)『対象物はxxである』といった《思いこみ》を得るのである。

《浄化》直観

  1. 見えなかったモノを途中の障害物を透明化することによって見えるようにすることを《浄化》という。
  2. 《浄化》によって見えるようになるということは、直観することが可能になるということである。
  3. 《浄化》の方法には、仮説と検証といった、論理的な作用を通じたものがある、その場合、論理的な推論が媒介物としてあるはずだが、そのような推論も透明化されている。その状態では直観といってよいだろう。

《思いこみ》直観

  1. 《思いこみ》の内容を知ることは直観である。《思いこみ》世界の中のモノ《知りつつあるモノ》との間には媒介物が無いからである。
  2. 《思いこみ》の存在を知ることは直観である。モノとしての《思いこみ》《知りつつあるモノ》との間には媒介物が無いからである。
  3. 在るモノ《思いこみ》を媒介として知るのは、《思いこみ》による認識であって、直観ではない。
  4. 直観によって得た認識内容は《思いこみ》記憶)になる。

「対象の内部に入り込直観」と直観

  1. 傍観者的に対象の内部に入り込まずに対象を知ることも直観だと思う。
  2. 傍観者的直観においてはそのモノとそのモノの外部との関係も眺めているのである。
  3. 対話的直観においては、対話という関係において、対象者を直接に知るのである。

《思いこみ》による認識と直観

  1. 『対象物はxxである』といった《思いこみ》(判断)によって対象を知ること。

直勘とは別のもの。

  1. 勘は判断であり、直観は認識である。
Last modified:2007/04/14 12:40:13
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