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自発的服従

予備知識自発的服従

定義

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=68186&servcode=100&sectcode=120

    1. 自発的服従」は哲学と政治学の長い間の関心事だった。神でない対象に人間が自ら隷属する理由を説明するためだ。自発的服従という言葉は、プラトンの『饗宴』に初めて登場する。 しかしこれをテーマにした最初の論文は、16世紀のフランスの思想家エティエンヌ・ド・ラ・ボエシの『自発的服従(Discours de la Servitu de Volontaire、訳パク・ソルホ)』。 彼は、18歳の時に執筆し友人モンテーニュが絶賛したその本で、暴政と独裁を非難し、自発的服従がそれを育てると力説した。

http://www.socius.jp/lec/19.html

    1. 『資本論』の片隅におかれた注のなかでマルクスがつぶやくように書きつけた一節をみていただきたい。
      1. 「およそこのような反省規定というものは奇妙なものである。この人が王であるのは、ただ、他の人びとが彼に対して臣下としてふるまうからでしかない。ところが、彼らは、反対に、かれが王だから自分たちは臣下なのだとおもうのである。」
    2. つまり、権力者は権力をもつから権力者なのではなく、人びとが自発的に服従するからこそ権力者なのだ。そしてこの権力の〈秘密〉に、服従する人びとは気がつかない。このロジックこそ、ここで権力論として自発的服従をあつかう最大の理由である。
    3. ジンメルが示唆することはふたつある。
      1.  ひとつは、人間が社会を形成するとき「支配関係なしの社会」あるいは「権力なしの社会」は、まずありえないということだ。「ある」といいきる考え方はイデオロギーであり、現実から遊離している点でユートピアである。科学的には、権力による支配は避けられないということから出発するのが正しい。
      2.  第二に、要するに「支配は相互作用」だということ。つまり、支配者からの一方的な影響だけではなく、服従者からも支配者になんらかの影響をあたえているというのである。そして、支配が成立するには、かならず服従者の自発性と協力がいるという。
    4. ウェーバーの定義をみておこう。
      1.  「支配(Herrschaft)とは、一定の内容をもつ命令に一定の人々が服従するチャンスのことをいうべきである。」
    5.  この場合も服従者の「服従意欲」が重要視されている。つまり、ある支配形態を人びとが正当なものとして納得して受け入れてはじめてその支配形態は安定する。逆に、人びとがそれを正当なものだと感じなくなるようであれば、それは長続きすることはない。だから支配ということが成り立つのは、原則的には、支配される人たちが、支配されることを承認する場合だけである。
    6.  では、人びとはどういう場合に、その支配形態を正当なものとして承認し服従するのだろうか。
    7.  それをウェーバーは「支配の正当性[根拠]」と呼び、歴史的にほぼ三つのタイプが存在するとのべている。
      1.  (1)非人格的で合理的規則にもとづく「合法的支配」そのもっとも純粋な形としての「官僚制」――人びとはその合法的な地位ゆえに服従し、行政幹部は法的な権限をもつ。
      2.  (2)伝統の神聖さにもとづく「伝統的支配」――人びとはその伝統的な権威ゆえに服従し、行政幹部は特権をもつ。
      3.  (3)個人の非日常的資質にもとづく「カリスマ的支配」――人びとはその個人的な資質ゆえに服従し、行政幹部は使命をもつ。

区別

ボス猿への自発的服従と、コトバへの自発的服従と、《群れ》への自発的服従

  1. ボス猿への自発的服従か? ○:。×:。
  2. コトバへの自発的服従か? ○:。×:。
  3. 《群れ》への自発的服従か? ○:。×:。
  4. 『神』天命』への自発的服従か? ○:ボス猿(母親、父親、身近な権威者)への自発的服従→『自我の鏡像』『過去の偉人のイメージ』『神』天命』への自発的服従『現実』として《認知》された《群れ》のイメージへの自発的服従《群れ》の中の《私》への自発的服従、というように成長する。×:。

《生きモノたちの群れ》自発的服従

  1. 『政治行動の社会心理学』にも『新・心理学の基礎知識』にも索引にないな。
  2. 政治学の問題であって、まだ、実験的には確認されていない、ということか。
  3. 政治学の理想に対峙する困った現象。
  4. 理論的に見て、《生きモノたちの群れ》の中の《生きモノ》には不発的服従が必要である。《群れのルール》への自発的服従進化価値を有する。《群れ》を形成する《生きモノ》には自発的服従が必要である。
  5. 契約は相互的な自発的服従である。
  6. 自発的服従のそれ自体が『わるい』わけではない。服従すべきでないモノに対して服従し、服従すべきでないときに服従すること、が『わるい』のである。民主政においては、権力者への無条件の自発的服従は『わるい』、ということをわきまえない追従ザルの、定見のない自発的服従は『わるい』。
  7. http://www.socius.jp/lec/19.html
    1. 「権力者は権力をもつから権力者なのではなく、人びとが自発的に服従するからこそ権力者なのだ。」
  8. 権力の実体は、追従者の自発的服従にある。『彼は権力者である』という《思いこみ》が、追従ザルにあることが、権力の実体である。が、これは、『社会的存在』のすべてにあてはまる。『自動車』という『モノ』《思いこみ》によって存在する『社会的存在』である。《思いこみ》行動様式の相互作用によって存在している。『自動車』というモノは存在しない。モノの側の属性としての『自動車』は存在しない。ヒトがそれを『自動車』であるという《知った思いこみ》を持ち、それを『自動車』として扱うかぎりにおいてのみ、それは『自動車』でありうるのである。
  9. 《群れの中の生きモノ》は《群れ》《動き》を予測して、自発的にそれに追従する。これは種族維持的行動様式。《群れの中の生きモノ》は《群れ》に従うのであって、ボス猿に従うわけではない。ボス猿の命令と《群れ》《動き》の予測とが異なる場合には、面従腹背する。面従腹背は種族維持的行動様式である。
  10. 自発的服従といった場合には、通常はボス猿独占暴力団への服従を意味する。しかし、そうではない、《群れ》《動き》の予測に基づいて、自発的判断に基づいて、それに対応した行動を採るというのが、自発的服従である。
  11. ボス猿に無条件・盲目的に服従しているように見えても、実は違う。ボス猿の意向が《群れ》《動き》を左右する、という予測に基づいて行動するのである。

自発的服従と自発的奉仕

  1. 自発的奉仕と群れの中の個体進化価値。自発的奉仕をする個体は生き残りの可能性が高くなる。《群れ》の中での他の個体から保護される可能性が高くなり、その個体の生き残りの可能性が高くなる。
  2. 受益者への共感は要素ではない。コメや小麦は人間に共感しているわけではないだろう。
  3. 共感していると考えることもできる。
  4. アニマ共振
  5. コメのアニマヒトアニマとは共振している。
  6. ヒトはコメに対して自発的奉仕を行い、コメはヒトに対して自発的奉仕を行う。
  7. コメや小麦は彼らの時間の中で彼らのペースとやり方でヒトアニマに共感している。

自発的服従《他者のコトバ》

  1. ヒトは、《他者のコトバ》に動かされるという、行動様式をもつ。《群れ》で生きる生きモノ行動様式だろう。
  2. 群生相における行動様式
  3. 非難しても始まらない、か? 大いに非難すべきである。
  4. ヒトにも孤独相と群生相とがある。群生相においては《他者のコトバ》に服従し、孤独相においては《私のコトバ》に服従する。

検索

目的 - [#ヒトは、《他者》からの命令に従って行動する、という行動様式をもつ。「目的」は通常は、自分自身への命令によって《彼》の行動の予定としてプログラムされることを意味する。自発的服従が人間的行動様式ということか。]

《浄化球》 - [#カオスへの怯え、コスモスへの《求める思いこみ》が、古代の心象のようだ。支配者は人々にコスモスをもたらすと約束し、人々はカオスへの怯えから逃れるために、進んで支配に服した。ふーむ。自発的服従追従ザル。人々の《知りつつあるモノ》カオスの闇の恐怖の中にあり、そこに一点の明かりを指し示されれば、(それがなんであれ)そこに向かって歩き始め、カオスの怯えから逃れることが出来るようになる(結果はどうであれ、少なくとも原因時点での心理的メリットがある)。走光性。《怯えつつあるモノ》。]

《他者の思いこみ》 - [自発的服従《他者の思いこみ》]

《怯えつつあるモノ》 - [#カオスへの怯え、コスモスへの《求める思いこみ》が、古代の心象のようだ。支配者は人々にコスモスをもたらすと約束し、人々はカオスへの怯えから逃れるために、進んで支配に服した。ふーむ。自発的服従追従ザル。人々の《知りつつあるモノ》カオスの闇の恐怖の中にあり、そこに一点の明かりを指し示されれば、(それがなんであれ)そこに向かって歩き始め、カオスの怯えから逃れることが出来るようになる(結果はどうであれ、少なくとも原因時点での心理的メリットがある)。走光性。《怯えつつあるモノ》。]

ゴミ箱2005-11 - [##「自発的服従」は哲学と政治学の長い間の関心事だった。神でない対象に人間が自ら隷属する理由を説明するためだ。自発的服従という言葉は、プラトンの『饗宴』に初めて登場する。 しかしこれをテーマにした最初の論文は、16世紀のフランスの思想家エティエンヌ・ド・ラ・ボエシの『自発的服従(Discours de la Servitu de Volontaire、訳パク・ソルホ)』。 彼は、18歳の時に執筆し友人モンテーニュが絶賛したその本で、暴政と独裁を非難し、自発的服従がそれを育てると力説した。]

《状況》 - [#自発的服従には二通りある。判断責任放棄のための自発的服従と、判断の結果としての自発的服従。]

ゴミ箱2005-07 - [#コトバがコンピュータを動かす仕組み:機械語への翻訳、電力によって、無限に動き続けようとするように仕組まれている、無限に動こうとするときに、機械語のコマンドに従って動こうとしている。自発的服従。]

Last modified:2008/01/26 14:52:38
Keyword(s):
References:[《生きモノ》] [《生きモノたちの群れ》] [自発的服従]