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ドメイン

キーワード→《ドメイン

定義

世界の構成原理そのものが異なる、異なった世界のこと。

http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai/knowledge03/knowledge03.html

    1. ドメイン(domain)」は専門用語として「分野」「領域」と訳されることも多いけれど、もともとは「領土」や「邦(ほう:国家、国土)」を意味する言葉だった。世界を見回すと、「領土」ごとに使われている言葉や税金の取り立て方、風習が異なっているのが分かるだろう。モジュールやオブジェクトはレゴ・ブロックのようなもので、 1つ1つの部品はもちろん異なっているけれど、どの部品を取っても同じ思想や論理が貫かれている(はずだ)。だからいくらでも組み合わせていける。でもドメインは、その1つ1つが異なる論理によって支配されている。1つのソフトウェアの中にさまざまな異なる文化を見つけ出すのがドメインというわけだ。だからドメインを考える場合には、ドメインドメインをどうやってつなぐかも考える必要がある。  
    2. ソフトウェアは、均一なモジュールやオブジェクトで成立している、というのも1つの考え方だけれど、そういう考え方は「モダニズム(近代主義)」といって、一種の理想化にほかならない。特にソフトウェアを作る過程を考えると、最初から均一なモジュールやオブジェクトというものが存在していて、それを組み合わせるだけで一丁上がりというわけにはいかないことがよく分かる。これから作ろうとするソフトウェアをあっち側から、こっち側から、遠くに離れて、虫眼鏡を使って、いろんな見方をしないと良いものは作れない。
    3. 普通、ソフトウェア工学で単に「ドメイン」というと、「問題ドメイン」を指すことが多い。問題ドメインとは、これから作るソフトウェアが解決しなければならない問題の発生している場所のことだ。例えば、電子カルテ・システムを作ろうとしたら、問題ドメインは、電子カルテの使われる病院という現場に関する知識の全体を指している。もっと技術寄りの問題ドメインもある。例えば、さまざまなソフトウェアで、共通で使われるトランザクション管理というのも1つの問題ドメインと考えることができる。
    4. 一方、問題ドメインと組になるのが「アプリケーション・ドメイン」だ。アプリケーション・ドメインとは、問題ドメインにある問題を解決するための知識全体のことだ。ソフトウェア開発とは問題ドメインの知識をアプリケーション・ドメインの知識に変換することだといってもいい。
    5. いままでのソフトウェア開発はアプリケーション・ドメインに重点を置き過ぎていた。もちろんわれわれソフトウェア開発に従事する者たちは「問題解決のプロ」なんだから、それは当然だろう。でも、何が問題かを的確に把握できなければ、問題を解決することなんてできっこないということも分かってきた。それと同時に、ドメインとはそれぞれ異なる論理によって支配されている領域なわけだから、すべてのドメインを1つの概念/考え方/言語で表すのは難しいということも分かってきた。例えば、アプリケーション・ドメインの知識を表すために、あるプログラミング言語が役立つとしても、同じプログラミング言語で問題ドメインの知識をうまく表せるとは限らない。
    6. 結局、ソフトウェア開発がうまくいかない最大の問題は「何を解決すればいいかが分からない」という点だ。要求がはっきりしない、顧客が何を考えているか分からない、何が問題なのか分からない。逆にいえば問題をはっきりさせることができれば、それを解決するのはそんなに難しいことではない(かもしれない)。だから、
      1. まずは問題点(ドメイン)を切り出しなさい
      2. ドメインを分析して、そのドメインに適した言語でモデル化しなさい
      3. その問題ドメインをアプリケーション・ドメインに変換する方法を考えて実行しなさい
      4. そうすればうまくいくよ(多分……)
    7. というのが、ドメイン・エンジニアリングの考え方なのである。

区別

ドメイン》とドメイン変換用の《ドメイン》、《通訳ドメイン

  1. ドメイン変換用の《ドメイン》を作ることは、複雑さを一つ増すことになる。
  2. ドメイン》変換用という目的を特定した《ドメイン》の作成は、変換を簡素化する。
  3. 《通訳ドメイン》。
  4. 通訳不可能な概念がある。「writ」と「訴状」。
  5. ドメインAの内部において、ドメインBの全体を想像して、ドメインAでの決断が生じさせるドメインBでの結果を予想して、ドメインAへの影響を予想する。
  6. 人間にとっての「文字」とコンピュータのとっての「文字コード」。意味が違うが、対応関係があり、翻訳可能。

ドメイン》の統合と分化

  1. ドメイン》は進化する。同一種類の《ドメイン》群の一部で例外的な《ドメイン》の個体が発生し、徐々に変化していき、分化していく。
  2. 統合は、棲み分けを排除するということ。
  3. 「writ」と「訴状」の意味が異なる。制度が違えばコトバの意味が異なる。翻訳は不可能である。というか「writ」は「リット」と訳すほかない。
  4. ゆるい統合。外部からの問い合わせに応答する能力をもったドメイン

ドメイン》と評価

  1. ドメイン》が異なれば、善悪の評価の基準が変わる。効率の評価も異なる。
  2. ドメイン》単体での評価基準と、《ドメイン》群の全体としての評価基準も異なる。
  3. ドメイン》の《群れ》
  4. 骨格系のドメインと筋肉系のドメインと、血管のドメインと消化器系のドメインと呼吸器系のドメインと、神経系のドメインと、・・。
  5. 同じデータの意味が異なる。データ群が同じでも、意味が異なる。
  6. 人間の《ドメイン》とコンピュータの《ドメイン》。人間にとっての意味と、コンピュータにとっての意味。プログラムAにとっての意味、プログラムBにとっての意味が異なる。
  7. ドメイン》にとっての意味が異なっていても、データが同じであれば変換する必要はない? 無駄なデータが排除されない、という問題があるが、まあ、コンピュータであれば問題ないか・・。意味が異なるということは、連想項目が異なるということ。

ドメイン》の構成原理と《アニマ》

  1. 《ヒトの群れ》の構成原理は、《ヒトの群れ》《アニマ》と同義である。《アニマ》と《ドメイン》の構成原理とは同義である。
  2. 刑法は《ヒトの群れ》《アニマ》である。刑罰は、《ヒトの群れ》の構成原理に反する「《個体》の《動き》」を抑制する「《群れ》《動き》」である。刑罰を担当する《個体》の《動き》《群れ》《アニマ》《動き》である。《個体》は《群れのアニマ》を『客観的な正義』(客観的違法に対する客観的矯正)であると信じたがる。『主観的』というのは『相対的』という意味であり、『相対的』であるなら、処罰されるモノの原理と『相対的』な《アニマ》となってしまい、強制力を正当化する根拠になりえないからである。
  3. 《個体》の《アニマ》間の『相対性』に対して、《群れ》《アニマ》は《個体》の《アニマ》の相対性を超えたモノである、という《思いこみ》をもつことができる。しかし、《群れ》《アニマ》が《個体》の《アニマ》によって構成されるなら、《群れ》《アニマ》は《個体》の《アニマ》に対して絶対性を主張することができなくなる。
  4. 民主主義』の《アニマ》は、「民主的に決定された《群れ》の規範は、《個体》に対して超越性をもつ」という《思いこみ》を前提としている。『手続き的正当性』があれば、『客観的正当性』は不要である、とする。
  5. しかし、『手続き的正当性』は『客観的正当性』を保障しないばかりではなく、実際的な結果においての『結果的正当性(妥当性)』さえ、保障することができない。
  6. 『人権』という《思いこみ》は、《群れ》《アニマ》に対する対抗原理である。《群れ》の利益と《個体》の利益の調和に、『客観的正当性』を《求める思いこみ》である。
  7. 『正当性』を《求める思いこみ》は、暴力に対する《怯え》を克服する《道具的な思いこみ》である。『正当性』は《憎み》への《怯え》を克服するための《道具的な思いこみ》である。

村社会の《ドメイン》と、そこにおける不倫の後始末の仕組みを研究している研究者の《ドメイン

  1. 複数の《ドメイン》から構成される《地表のヒトの群れ》
  2. ドメイン》への《見通し》は、《視点のパラメータ》への《見通し》である。

ドメイン》と《相変異

  1. 《ヒトの個体》は複数の《ヒトの群れ》に属する。
  2. ある《ヒトの群れ》に属している状態から、別の《ヒトの群れ》に属する状態に移行する時、《ヒトの個体》は《相変異》する。
  3. 相変異》は《ドメイン》の異なる世界への適応過程である。

ヒトはそれぞれ《ドメイン》が異なる。

  1. 人体の臓器がそれぞれ構成原理を異にし、生成物も異なるように、《ヒトの群れ》《ヒトの個体》はそれぞれ、構成原理を異にし、生成物も異なる。
  2. 《ヒトの群れ》《ヒトの個体》は、大きな《ヒトの群れ》にとって有用な生成物を生み出す時に、強固な《思いこみ》を生成する。
  3. 人々が生み出すのは有用な《思いこみ》である場合もある。「有用な」といのは、ヒト《求める思いこみ》にマッチする《思いこみ》、ということ。
  4. 《ヒトの個体》Aと《ヒトの個体》Bとがあるとき、Aが何らかの《群れの指標》においてBを認識すれば、AとBとは(少なくともAにとって)《ヒトの群れ》を構成する。

《複素数の時空》ドメイン

  1. 《複素数の時空》ドメインごとにある。
  2. 素粒子のドメインにおける《複素数の時空》と、《知りつつあるモノ》ドメインにおける《複素数の時空》と、《混濁しつつあるモノ》ドメインにおける《複素数の時空》とでは異なる。

ドメイン》と《見通し》

  1. 別の《ドメイン》への《見通し》は可能か?
  2. 脳科学の《ドメイン》と日常的感覚の《ドメイン》とでは異なる。
  3. 脳科学の《ドメイン》と日常的感覚の《ドメイン》とでは同じモノを扱っているか?
  4. 《今・ここの・このモノ》の《ドメイン》から、日常生活の《ドメイン》を見通すことは可能か? 《今・ここの・このモノ》の《ドメイン》から、日常生活の《ドメイン》を解釈すること。解釈する側の《ドメイン》のコトバに翻訳すること。見通される側の《ドメイン》の事物を、見通す側の《ドメイン》のコトバで記述すること。それを双方向で行うこと。
  5. 別の《ドメイン》は、見通す側の《ドメイン》からみると、一つのモノである。「ドメイン」というコトバで指し示されるモノである。
  6. 『仕事』の《ドメイン》への《見通し》
  7. 《暮らし》の《ドメイン》への《見通し》
  8. ドメイン》が異なる世界の事物は、正確に翻訳することができない。か? 多次元輪郭世界コトバがあれば、正確に翻訳することができる。しかし、多次元輪郭空間というのは、複数の《視点》でのみ見ることができる。コトバは一つの《視点》によって定まるモノ《視点》は《ドメイン》によって決まる。鏡による記述は、鏡が置かれている《視点》の《ドメイン》による記述になる。か? 鏡との距離、鏡による屈折の角度、を、記述に加えること。鏡=《視点》のパラメータを記述に加えること。《視点のパラメータ》
  9. ドメイン》内部の《視点》《視点のパラメータ》。・・これは《見通し》であって、解釈ではない。
  10. ドメイン》内部の《視点》から見た輪郭と、《私》から見た《ドメイン》内部の《視点》へのパラメータを理解したうえで、《私》《視点》からの輪郭を構成すること。これが、解釈。しかし、「記述された《私》《視点》からの輪郭」は、不完全なのである。「記述された《私》《視点》からの輪郭」のコトバで理解するヒトは、正確な理解ができない。業務を知らずに仕様書で理解するヒトは、仕様書の本当の意味を理解することができない。本当の意味というのは多次元輪郭空間における輪郭である。
  11. 《見通し》を語ることは無意味である。か? 聞き手によっては、コトバを聞いて、《見通し》に至るヒトもあり得ないわけではない。

ドメイン》と座標変換

  1. 「要求を仕様に変換するためには、要求を「解釈」できなければならない。 解釈とは「こいつのいっていることと矛盾しないような自分の辞書(モデルという)を作ること」である。解釈のためには要求そのものだけでは足りなくて、要求の背景となっている知識がある程度共有されていなければならない。  その1つがいわゆる「ドメイン知識 (顧客やユーザーの分野の専門知識)」であり、もう1つが「常識」なのである。」(http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai/knowledge06/knowledge06.html
  2. 多次元輪郭空間
  3. 鏡による《見通し》

ドメイン》とブリッジ

  1. 「それぞれのドメインが自分の仕事を精いっぱいこなしているのだが、やっぱりどこかでほかのドメインの助けが必要になる。この「異なる世界や言葉」をつなぐ通訳の役割をするのが、「ブリッジ」だ。」(http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai/knowledge05/knowledge05.html

《モノの世界》と《ドメイン

  1. 《モノの世界》は一つの《ドメイン》である。
  2. 《思いこみの世界》は、《モノの世界》とは別の《ドメイン》である。
  3. 《思いこみの世界》は、それぞれが、おそらく、異なった《ドメイン》である。
  4. 《プログラムの世界》と《身近な人びとの世界》とは異なった《ドメイン》である。
  5. 《身近な人びとの世界》と『仕事』世界とは別の《ドメイン》である。
  6. 《身近な人びとの世界》と『政治』の世界とは別の《ドメイン》である。
  7. 《アセンブラの世界》と《Webアプリの世界》とでは別の《ドメイン》である。
  8. 《素粒子の世界》と《ヒト世界》とは別の《ドメイン》である。

Last modified:2006/07/13 10:59:08
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