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未来の相手

未来の相手

喪が小学生の頃、深夜に水の張った桶をずっと見つめていると
未来の結婚相手の顔が浮かんでくるという話がクラス内に流れていた。
良くある話だが興味を引かれた喪は、夜に両親が寝たのを見計らい風呂場
に入り桶に水を張り、そこに映った自分の顔をずっと見つめていた。

しばらく見つめていると、水に映った自分の顔が段々ボヤけてきて
どこかで見たことのある顔に変わっていった・・。
「うゎ!」1学年下の学校一の不細工と言われるK子の顔が浮かび上がった。
驚いた喪が立ち上がった拍子に母親が使っている安全剃刀を桶の中に落ちた。
次の日に、喪は昨日のことは夢だったと自分に言い聞かせ忘れることにした。

時は流れて喪は他県の企業に就職し、生まれて始めて恋人も出来た。
その後、とんとん拍子にお互いの関係が進んでいき二人は式を挙げることになる。
結婚前日に喪は彼女の部屋の荷物を整理していた、彼女は自分で整理するからいいと
言っていたが、それでは引越しの作業に間に合いそうにないので彼女が居ない時に
荷物を整理していたら、一冊のアルバムが見つかった。

古いアルバムだ、彼女は昔の写真は無くしてしまっと言っていたのに。
中の写真を見てみると、何処かで見た事のある顔・・あのk子の写真が・・。
なぜ?k子の写真が?そういえば彼女は昔のことを話そうとしなかったし
両親も顔が似ていなかった、喪は気配を感じ後ろを、振り返ると彼女が立っていた。
「そこに映っているのは私よ・・、お金を貯めて全身にメスを入れたのよ・・」

終わり

作品情報

作者

出典

  • 第五夜[10-11]

あとがき

  • (投稿なし)
Last modified:2007/09/04 21:49:13
Keyword(s):
References:[第ニ百八十一話〜第ニ百九十話]