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普通列車

第二百八十話:”普通列車”

列車に乗るのは何年ぶりだろうか・・。
駅のプラットホームで一人喪は思いにふけっていた。
電車到着のアナウンスが流れた、数分後には列車が到着し、
軽快な音とともに列車のドアが開き、喪は最後尾の車両に乗り込み、
腰を落ち着けようと、周りを見渡すと小学生ぐらいの子供たちが席を埋めていた。
「こんなに晴れた日の休日だ、しかたがない、前の車両に移動しよう。」
独り言をいいながら、次の車両に移動する喪
車両手前のドアの窓から除くと、10代の学生たちが思い思いに席に座っていた。
青春らしい思い出が何一つない喪にとっては、近寄りがたい光景であった。
顔を伏せ、誰とも目を合わせないように早足で車両を歩きさる。
息をつきながら次の車両に入って周りを見渡してると、恋人たちが
肩を寄せ合い座っていた、呆然と立ち尽くす喪に恋人たちの視線が突き刺さる。
早くこの車両を出たい!喪は固まった足に力を入れ、次の車両に行く。
先ほどの車両とは違い席には子供を抱いた夫婦たちがいた。
この列車は・・、呆然と立ち尽くす喪の前に巡回中の車掌が近づき、
「お客様、切符を拝見させてください」我に返った喪は切符を車掌に手渡す。
「お客様の切符では普通列車には乗れません」
「この切符は上りの普通列車ではなく、下りの喪男列車の切符ですよ」
数時間後、喪は下り線の待合室で('A`)と共に
喪男列車の到着を待っていた。

作品情報

作者

出典

  • 第四夜[405]

あとがき

  • 立ち尽くすを2回も使ってしまった
Last modified:2007/06/11 00:58:30
Keyword(s):
References:[第ニ百七十一話〜第ニ百八十話]