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モオトコズ オブ アキハバラ ―キモイマンズ・チェスト―

第二百八十三話:”モオトコズ オブ アキハバラ ―キモイマンズ・チェスト―”

『秋葉原には悪霊が住んでいる。その悪霊は生前、数々の女と関係を持ったがただ一人、
秋葉原の女神に対しては本気になってしまった。しかし、女神は思い通りにいくような
性格ではなかった。どうしても諦める事ができなかった彼は、やがて抑えられない感情
が嫌になる。そこで、自分の心(心臓)を取り出し、箱の中に入れ鍵を閉めて秋葉原の
どこかに隠した。彼の抜け殻は満たされる事無く、今でも彷徨っているという』
―――?秋葉原の都市伝説?

喪にも奇妙な物語「モオトコズ オブ アキハバラ ―キモイマンズ・チェスト―」

DQN達との死闘から1年が過ぎた。
喪ックは友達2人と飯屋で夕食を食べている。
「例の電車また出たそうだぞ」
「ここ最近その噂で持ち切りですからね」
近頃、ゴーストトレインの目撃情報が後を絶たない。
「本当にあるのか?www 喪ックはどう思う?」
「・・・・・・」
「おーい、喪ック氏?聞いてるんですか?」
「・・・ん?!あー悪い。なんだって?」
「ゴーストトレインの話ですよ」
「おい喪ック、大丈夫かよ?」
「あ、例の幽霊列車ね・・・
 悪い、あんまり調子良くないから帰る・・・」
そう言うと喪ックは店を出て家へ向かった。
「最近の喪ック氏、いつにも増して変じゃないですか?」
「ああ。何か悪い事が起きなきゃいいが・・・」
喪ックは家に着くと風呂をすませ2ちゃんねるを見ていた。
「もうこんな時間か。そろそろ寝るか」
いつの間にか夜も更けている。
しばらく眠っていたが誰かに呼ばれて目を覚ました。
「喪ック、起きろ」
「ん?!あ、あんたはDQNの喪ル?!俺は夢を見てるのか?」
「確かに俺は病気で死んだ。ただの幽霊だ」
「・・・幽霊になってここに来た理由は?DQN共の仇打ちか?」
「今更、こっちの世界の事に手出しする気はない。
俺は奴の使いだ。・・・デイヴィ・喪ーンズ」
「あぁ・・・なんで奴と関わってる?」
「病気の苦しみから救ってもらう代わりに働く事になった。それより喪ック!
お前をオタク共のリーダーにしてやる代わりに10年後、奴の下で
永遠に働くって契約したんだろ?もう逃げられん。奴の操る怪物が出る前に
早いとこ自分から来い」
「ま、待・・・」
そう言うと喪ルは去っていった。

次の日、喪ックはすぐさま仲間を集めた。
DQNとの戦いのときの仲間である。もちろん美ルもいる。
「どうしたんだ、喪ック急に呼び出して」
喪ックは昨夜の事をすべて話した。
「や、やばいじゃないか!」
「頼む!力を貸してくれ」
「喪ックには借りがある。手伝うよ」
美ルがそう言うとみんなも手を貸すと言ってくれた。
「皆ありがとう。じゃあまず、モジョの所へ行こう」
「モジョ?誰だ?」
「占い師というか、まじない師というか不思議な女さ・・・まぁ、行ってみればわかる」
喪ックは、モジョとは長い付き合いらしい。
秋葉原の某建物の地下に見つからない様に住んでいる。
この地下室を知っている者は数少ない。
「モジョ、久し振り」
「喪ック、来ると思ってたよwww デイヴィ・喪ーンズの事だろう?」
どうやら全てお見通しだったらしい。
「さすが話が早い。どうすりゃいいか教えてくれ」
「あんた達、デイヴィ・喪ーンズの伝説は知ってるね?」
「ああ。たくさんの女と関係を持っといて最後は女神一人のために死んだ
って言うおかしな話だよなwww」
「あれは全部真実。ただし、たくさんの女と関係を持ったって言うのは
たくさんの女に痴漢したって事。生前は痴漢魔だったのさ。その後、
女神の美しさに惚れ込んだんだ」
「・・・で?その伝説に何かヒントがあるのかい?」
「伝説に曰く、デイヴィ・喪ーンズは心臓を入れた箱を秋葉原のどこかに隠した。
だから奴の心臓を見つければ奴をコントロールできる。
でも、二つ問題があって、一つは、奴を殺すと奴の操る怪物の制御が利かなくなる。
二つ目は鍵が無ければ箱は開かない」
「鍵はどこにあるんだ?」
「奴の列車、セクシャリティ・タッチマン号の中にあるよ。
多分、奴が持っているはずだ。」
「よし分かった。すぐに行こう」
「このコンパスと黒いビンを持って行きな。コンパスは心臓の在り処を指す。
黒いビンは心臓を入れるのに使うんだ。外からは入ってる物が見えないようになってる。」
「わかった。ありがとう」

喪ック達は鍵を盗むため幽霊列車が出没するという場所まで来た。
「ここで待ってればセクシャリティ・タッチマン号が来るはずだ。
美ル、乗り込んで鍵を取ってきてくれ」
「何で僕が?」
「お前にしかできない。・・・ほら来たぞ。飛び乗れ!」
美ルは言われるままに列車の最後尾に飛び乗った。
(乗ったはいいが、どうしよう・・・多分、デイヴィ・喪ーンズは前の車両にいるはずだ)
恐る恐る最後尾車両の中へ入る。
「誰だ?!見かけない顔だな」
早速見つかってしまった。
「美ル!」
「・・・兄さん!」
(お前にしかできないってこういう事だったのか・・・)
たまたま喪ルに見つかったお陰で助かった美ルは、誰もいない車両で喪ックの事を話した。
「あいつ・・・往生際が悪い」
「たのむ、喪ックに力を貸してやってほしい」
「・・・美ルには俺のせいで迷惑かけたからな、お前の頼みだったらしょうがない」
「ありがとう、兄さん」
「奴は今、睡眠をとってる。俺が見張っててやるからポケットの鍵を取って来い」
デイヴィ・喪ーンズはいびきをかいて寝ていた。
できる限り気配を消し、ゆっくりとポケットへ手を伸ばす美ル。
なんとか気付かれずに鍵を持って出て来れた。
「よし、盗ってきたな。奴が気付かないうちに列車を降りろ」
「いろいろありがとう・・・デイヴィ・喪ーンズを倒して兄さんを必ず自由にする」
「・・・早く行け!」(死ぬなよ・・・)
列車から降りると喪ック達が追いついてきた。
「美ル、よくやった。奴が気付く前に心臓をモジョの所へ持っていこう」
コンパスにしたがって進むと、ずっと前に店を閉めたおもちゃ屋に辿り着いた。
ドアをこじ開けて心臓が入った箱を探す。
プラモデルの積んである大きな棚の奥深くにそれはあった。
中を開けて中身を確認する。
「うぇ!気持ち悪い・・・」
「こりゃぁ本物だ」
心臓をすぐさま黒いビンの中へ入れ、バレないよう全て元通りにした。
「よし、とりあえずモジョのところへ行こう」
急いでおもちゃ屋の外へ出る。
しばらく進むと角から何か現れた。
「居たぞ!」「追え!逃がすな!」
デイヴィ・喪ーンズの手下がすでに街中に張り込んでいた。
「やべぇ!走れ!全力疾走だ!」

デイヴィ・喪ーンズのセクシャリティ・タッチマン号内。
「痴漢長!奴らを発見しました。いかがいたしましょう?」
「機関長だ!!!
喪ックはネラーケンに始末させろ。それから、宝箱があるかどうか
確認しここへ持って来い。スペアキーで開ける」
「はい!」

一方逃げる喪ック達。
「ザクマシンガン!」ザクザクザク!!!
「待てコラァ!」
「あいつら攻撃が効かねぇ!」
とその時、喪ックの手からビンが滑って路地裏へ転がっていってしまった。
「ビン落とした!引き返すぞ!」
路地裏へ入っていく喪ック達。
「あったあった。危なかった・・・」
しかし、引き返したため幽霊達との距離が縮まる。
反対側の表通りに出ようとしたその時、通りには巨大な怪物が待ち構えていた。
「うわぁぁぁなんだありゃぁ!」
「うあhふhヴhヴあvbbvはいはひlはbvふじこhvjs!!!」
「あれは、UMAの中の一匹・・・ネラーケンだ!
2ちゃんねらーを食料にする伝説の怪物だ」
「何?!俺達はオタだぞ!全員食われちまう!」
振り返ると幽霊達がすぐそこまで迫ってきていた。
ここで、喪ックが叫ぶ。
「デイヴィ・喪ーンズの心臓はこのビンの中にある。俺がビンごとネラーケンに食われれば
 奴は激しい痛みとともに死ぬことになるぜ」
喪ックは機転を利かせ、この状況をうまく利用した。
立ち止まる幽霊達。
「お前が心臓を持ってるって証拠は?」
「疑い深い奴らだな・・・ほらここに・・・」
喪ックがビンのふたを開ける。
「?!・・・!ない!!!!!心臓が入ってない!そんな馬鹿な!」
「見ろ!ハッタリだ!かかれネラーケン」
「こうなったのは俺の責任だ。囮になるからお前らは逃げろ」
言い終わると同時に喪ックは走り出していた。
「待て!勝手な事するな!」
美ルの叫び声も届かない。
「美ル!逃げるぞ!喪ックの勇気を無駄にするな!」
美ル達は幽霊達を振り切り、モジョの地下室まで逃げきれた。

喪ックはしばらくして怪物から逃げるのをやめた。
「ここまで来ればあいつら逃げられただろう。さあ行くぞ怪物!」
ザクマシンガンを構え怪物の口の中へ入っていった。

再びデイヴィ・喪ーンズのセクシャリティ・タッチマン号内。
「痴漢長!」
「機関長だ!!!」
「宝箱を持ってきました!」
「よし、こっちへよこせ」
スペアキーで宝箱を開ける。
「ない!!!・・・んんん〜!!!おのれ、喪ックー!!!!!」

モジョの地下室
「ダメだった・・・」
「喪ック一人犠牲になったんだ・・・」
モジョが口を開く。
「喪ックを助ける方法が一つだけある。
どんな困難にも立ち向かうと誓うかい?」
「誓う」「俺も」「誓うぞ」
皆口々に言った。
「よしわかった。ならあんた達に新しいリーダーを紹介しよう」
コツコツコツコツ。誰かが階段を下りてくる。
「まず、聞かせてもらおうか?喪ックがどうなったかwwwww」
そこにはDQNに戻ったバル喪ッサが立っていた。

喪にも

可女少
な物語

モオトコズ オブ アキハバラ人物紹介(第二部)

喪ック

  • オタク達の間では名の知れた喪男。オタクのリーダーにしてもらう代償として10年後、デイビィ・喪ーンズの下で永遠に働くという血の契約を交わしていた。

美ル

  • イケメンオタク。1年前のDQN達の事件を喪ックに助けてもらった。喪ックに恩義を感じていて、今回は借りを返すため助ける側にまわる。

モジョ

  • 不思議な力を持った女。喪ックとは長い付き合い。デイビィ・喪ーンズについて情報を提供する。

喪ル

  • 美ルの兄。病気の苦しみから逃れるため、デイビィ・喪ーンズと血の契約を交わし、幽霊列車で働くことになった。

デイヴィ・喪ーンズ

  • 秋葉原に住む悪霊。幽霊列車「セクシャリティ・タッチマン号」の機関長。幽霊達を率いて喪ックを恐怖へ陥れる。

ネラーケン

  • 2ちゃんねらーを食料にするといわれている伝説の怪物。デイビィ・喪ーンズに操られ喪ック達の前に立ちはだかる。

バル喪ッサ

  • DQN達のボス。1年前の事件で喪男になっていたはずだったが・・・。

作品情報

作者

出典

  • 第四夜[445-448]

あとがき

  • (投稿なし)
Last modified:2007/07/13 02:31:01
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References:[第ニ百八十一話〜第ニ百九十話]