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図書

本の紹介など.


  • 2005-01-30 (日) 20:21:49 名無しさん? : 「ハッカーと画家」(-) (-)

shiro さんとこ (→サポートページ) でだいたいはいっぺん読んでるはずやけど, 買おうかどうしようか …と迷っていたら, 献本をいただきました. 読んでいると, 「何か新しいものを作りたい」欲がどんどん高まってきます. そのうちたまらなくなって, 本をふせてネタの妄想に入ってしまうから, ページ数以上に長く楽しめました :p またときどき読みなおして, 作りたい欲をチャージしよう (… todo リストの一年後に登録).


  • 上の本で「lisp のすごさ」として挙げられているマクロの技芸を本人が解説したテキスト→On Lisp邦訳. これ, もっともっと評判になっていいと思うんだけど…
    • (…なんて書いていたおかげか, 出版へ向けての磨きあげに私もちょっと参加させてもらえました.)
  • 普通のやつらの上を行けで言われている↓が, OnLispを読むと実感できる.

プログラムを生成するプログラムだって? いつそんなものが 必要なんだ? そんなこと滅多にないよ、とCobolプログラマは 言うだろう。いつでもさ、とLispプログラマは言うだろう。

  • 特に, 「19.5 クエリ・コンパイラ」で, ぞくっときました. 手元のメモには, 「すげー!」「これもすげえ」「またすげえ」という書き込みが残っています.
  • OnLisp? の掲載コードを debian sarge での試すには…こんな感じ?
$ sudo aptitude install clisp onlisp-code
$ clisp

[1]> (load "/usr/share/common-lisp/source/onlisp/onlisp.lisp")
;; Loading file /usr/share/common-lisp/source/onlisp/onlisp.lisp ...
;; Loaded file /usr/share/common-lisp/source/onlisp/onlisp.lisp
T
[2]> (in-package :onlisp)
#<PACKAGE ONLISP>
ONLISP[3]> (last1 '(a b c))
C
ONLISP[4]>

  • 2005-01-31 (月) 20:41:09 shikano : 高まった「何か新しいものを作りたい」欲でぜひ続刊を :)
  • 2005-02-01 (火) 23:40:04 名無しさん? : ありがたいお言葉です _o_ > 続刊
  • 2005-03-06 (日) 17:08:34 名無しさん? : プログラミングのための確率統計(?)

  • 2005-07-15 (Fri) 22:22:12 Anonymous : 「ネットワークの考え方」 (-) (-)

hisashim's Journal を見て買いました. ここ数日の風呂読み本になっています. まだ 2 割ほどしか進んでいませんが, これは確かにおもしろい. 薄々は知っていたことでも, 整理して見せられたらすっきりします. (…立場上, 知らなかったとは言いづらいので見栄をはっています :-p)

「プログラミングのための線形代数」を気にいった方なら, きっと共感されるんじゃないでしょうか. 「公式を見やすくまとめる」「筆算の手順を詳細に書き下す」というわかりやすさ じゃなくて, 「どんな動機でそうなっているのか」「なぜこうだとだめで, こうだといいのか」 みたいな考え方に力を入れています. 信号線をより合わせるとノイズを打ち消せる理由, なんていうレベルまで 書いてあるのには驚きました.

現行の「特定のしかけ」を説明した本ではないので, そこは誤解しないように言っておかないと. たとえば, 名前解決について, 「なぜ必要か」「原理的にどんなことをすればできるか」 といったことを述べていますが, それを実現する具体的なしかけ(DNS など)は解説していません.

ネットワークに関する知識を, すべて「知識」として学ぼうとしたら, ものすごい時間がかかってしまいます. 知識だけに頼るんじゃなくて, 「こういうことをしようと思ったら, ここからあそこにこういう情報が伝わらないといけないはずだ. そのためには, こういうことを指定する設定項目があれのどこかにあるはずだ」 みたいな勘をきかせることも必要でしょう. 「考え方」は大切だと思います.

もちろん, 「考え方だけを学ぶ」のも効率は悪くて, 両側から攻めるのが良さそうです. むこう端の「○○サーバ設定法」などは具体的な解説がいろいろありますから, そういうのを読んで実際に試しつつ, もう一冊読む「反対側の本」としておすすめです.

amazon レビューの酷評は, 「自分が期待したタイプの本じゃなかった」という 意味なんでしょう. 「ここがまちがっている」という指摘ならともかく, 「ネットワークが専門の人間が読んでも理解しづらく」というコメントは, 私の印象とはかけ離れています. それに, 「たとえ話」ではなく, ちゃんとネットワークの話として どのネタも語られているように見えるのですが…. もしかすると, 「現在広く使われている特定の○○について具体的に書かれていない」 という点を指して「たとえ話だけ」と言っているのかも. そんな調子なので, このレビューは文面どおりには受けとれませんでした.

ちなみに, 個々の説明もさることながら, 個人的には「熱意」に一番魅かれます. 引き写しですませたりせず, 自分のオリジナルの説明を伝えようという意欲が 端々からうかがわれます(文体そのものは落ち着いた語り口ですが). こういう雰囲気って, 「読み通したくなるかどうか」にすごく影響しますよね.

以上, amazon のレビューがあんまりだったから書いてみました. 同じ出版社の本ということで心情的にえこひいきが 入っている可能性は…各自でご判断ください.

  • この本のサポートページがみつからないのでここに. 初版1刷 p. 192, 「どんなパターンの書き換えでも検出でき、なおかつ辻褄合わせもできないように」という記述はまずいよね(∵鳩の巣原理). 「そんな辻褄合わせが事実上不可能と言えるほど難しくなるように」くらい?

  • いつも悩むから聞いてみよう.
  • p. 9, ? 1.4 最後の文, 「実装の詳細に立ち入らず、インタフェースの仕様だけを拠り所にしてプログラムを書けば移植性が高まるのと同じですね。」って, 読点の打ち方に違和感ありません?
  • 文の構造「((実装の詳細に立ち入らず…書けば)移植性が高まるのと)同じですね。」と合ってないような…
  • だからって, 「実装の詳細に立ち入らず…書けば移植性が高まるのと、同じですね。」では, 息つぎの間としてはバランス悪すぎ. どうしたものか.
  • 2005-09-02 (金) 20:32:22 名無しさん : 日本語の読点は、文章を読みやすくしたり 内容を正しくつたえたりするために使う、というのが定説っぽいです(共同通信『記者ハンドブック』より)。
  • 2005-09-02 (金) 20:33:50 名無しさん : 読点の位置に関して読みやすさと論理が合致しない場合は、論理を「」で明示するとかでしょうか。
  • 2005-09-02 (金) 20:35:26 名無しさん : 『「実装の詳細に立ち入らず、インタフェースの……移植性が高まる」のと同じですね』
  • 2005-09-02 (Fri) 22:29:55 Anonymous : ありがとうございます. 日本語としては, 論理構造どおりでない読点位置も許されるわけですね(この文もそうか). 気にしすぎるのはLisp脳?
  • 2005-09-02 (Fri) 22:30:26 Anonymous : あとになってこのページを思い出した. Omicron 日本語に括弧を
  • 2005-09-02 (Fri) 22:50:28 Anonymous : あ, 違うか > この文もそうか. 「日本語の作文技術」と「どう書くか」を読み直します. (-) (-) (-) (-)

  • このネタとは関係ないけど, 「表現を味わうための日本語文法」は, 「文学」に縁のない自分にもおもしろかった. 自然言語の表現力はやっぱりすごい. (-) (-) 「ロボットどうしでも, 表現力のためにあえて自然言語で会話する」という SF を思いだした(「ソフトウェア」か「ウェットウェア」か忘却). 4150108404 4150108455

  • あれ, isbn_image 壊れてる? ちょっとためし. (-) (-) (-) (-) (-) (-) 4150302693 (-) (-)

  • Joel on Software. (-) (-)

買う気満々で発売日をチェックしていたのですが, ひとあし先に献本をいただきました.

マネージャという立場でなくても, ソフトウェアに関わっている(あるいは興味がある) 人なら, Joelさんの話はきっとおもしろいはず. 公式ページ の目次や 一部記事の日本語訳 を見れば, 雰囲気はつかめるでしょう.

私自身は, マネージャどころか, ソフトウェア開発の仕事に就いているわけですら ありません. それでも, 以前から上の日本語訳は興味深く読んでいました. 一部は他業界の話として, また一部は, 趣味でプログラミングと 開発者ごっこを楽しむ自分にあてはめてみて, さらに一部はソフト開発に限らないテーマとしてです.

…というわけで, 今晩の風呂から読みはじめます. 楽しみです.

  • 決してセットではないけどついセットで思い浮かべてしまう「ハッカーと画家」(上述)に比べたら…
    • 「画家」の方は, プログラミング言語レベルか, ソフトに限らない社会・創造といったレベルか, という両端の話. 「Joel」は, ソフト開発のレベルで, プログラミング自体じゃなくそのまわりの話題が主.
    • 「画家」の方は個人的. 「Joel」は, 多人数で他人のためのソフトを作ることがテーマ.
  • とりあえず, 「仕様書を読んでもらうには, 可笑しくしろ」「簡単に可笑しくするには, 必要以上にとんでもなく具体的な描写にしてみろ」に唸り中.
    • ただ, 自分が見た例では, ちりばめまくった冗談がうっとおしくて読めなかった歴史の本, なんていうのもあるからなあ….
    • センスの問題よりはジャンルの問題な気がする. この手が通用するのはどんな場合?
  • p. 318: 「過熱器」→「加熱器」?

終始陽気な軽口まじりの文体で, しかも着眼・指摘は痛快, というかっこいい本です. 読んでいて楽しい. ただ, 「画家」を読んで良い気分にひたるタイプの人 (「ハッカー」という言葉をあっちの意味じゃなくこっちの意味で使い, それに憧れを持つタイプの人)にとっては, なんていうか, 耳の痛い話もありますね…. 「君たちはこう思いたがるけど, 君たちの得意な合理的アプローチでちゃんと現実を検討してごらんよ. 結論はこうなるでしょ?」という感じで.


  • 実践Common Lisp. (-) (-)

献本いただいて, まんなか近くまで読みました. リストより先にベクタが出てきたり, リストの文脈では car/cdr よりも first/rest を勧めていたり, モダンですねえ. 「common lisp を実用的に使ってみたい. そのために『今どきの common lisp』の便利なところをひととおり見ておきたい」 という自分の需要にはぴったりの本みたいです.

言語自体としては scheme の方が好きだし ruby の方が手になじんでいますが, common lisp には「コンパイルしてぶん回せる」という大きな魅力があります. C では書く気のしない込み入った「ぶん回し」が, common lisp ならもっと楽しくできるだろうと期待しています.

  • C++ は名前で速そうに見えるけど, 実は C と比べればかなり遅いと聞いた. じゃあ lisp コンパイラでええやんと.
  • ガンマ関数やベータ関数が処理系独自拡張でしかみつからなかったのは, ちょっと残念…
    • ↑訂正: 最終章にライブラリの探し方が書いてあって, それに従いCLikiからたどると, CL-MathStatsがみつかった.
    • ↑数学関係はまとめてGSLLにまかせる手も

(感想追加)

  • ひっかかりそうな落し穴を, なぜそんなふうになっているのかまで含めて丁寧に解説してくれる. 特に, ファイルシステムまわりの実装依存を吸収するライブラリは助かる.
  • いま読んだところまでで一番おもしろかったのは, 第19章「例外処理を越えて」. ruby などに備わっている「例外」という仕組みを知ったときも感心したけど, common lisp はさらに上を行っているらしい.
  • 後半の「組みあげ」感は圧巻. 前半のテクニックを実際に使ってみせながら, アプリケーションを組みたてていく. 煩雑な詳細をどんどん抽象化していくさまが見物.
    • マクロにマクロを重ねて言語内言語を…とか.
    • lisper がつい要求仕様以上のものを作ってしまうというのも納得.
    • こういう抽象化を各自で自在にできることが, lisper にとっての利点かつ非 lisper にとっての欠点なのでしょうね.
  • 後半は誤訳や不明瞭な訳がちょくちょくある(報告中). 正誤表においおいフォローが出るはずなので, 少なくとも1刷はそちらも参照しながら読むべき.

(さらにその後) まずい訳は続々と出てきますが, それでも実際のプログラミングに とても役立っています. なんのかんの言いながらもこのところずっと持ち歩いてますし. 言語本をここまで「使う」のはひさしぶりです. common lisp 自体については, 一人一人が「俺ライブラリ」を 育てて使う言語なのかなという感触を持ちました. なんでこれがないんだとか, なんでこんなめんどうな書き方なんだ, とかいう点がときどきあって, でもそれを自分で塞ぐことも好きなようにできて.


  • 2009-01-14 (水) 13:59:27 ケン坊 : なんでもっていうことでコメントさせていただきます。今一番悩んでいること。それは群論です。amazonで検索しても群の本、とりわけリー代数の本がない(泣)。あったとしても・・・SU(3)のところでなぜルートとかウェイトとかを持ち出すんだろう。このようなものを持ち出す利点は?単純群と単純ルートって同じなの?とか。本を読んでいて、とにかく行間が埋まりません(何もかかれてないからというのが本音でしょう。)。う〜ん。率直な意見。こういうときどうしたらいいんでしょう。
  • ごめんなさい. 私は守備範囲外で……助言があればお願いします>どなたか. あと, バックグラウンド(数学系か物理系か工学系か)や, リー代数を学んでいる理由も言ってもらった方が答えやすいかもしれません.
  • 中は見ていないけれどこんな本がありますよと教えてもらいました. ご参考まで.

佐藤肇「リー代数入門 - 線形代数の続編として」. (-) (-)

  • 2009-01-21 (水) 00:18:55 ケン坊 : ありがとうございます。紹介していただいた本、早速使わせてもらっています。まだ始めたばかりなのでこの本に関する感想は述べられませんが、とにかくやってみます。ありがとうございました。P.S.「プログラミングのための確率統計」のP.81,
  • 2009-01-21 (水) 00:20:45 ケン坊 : 続き P.81のグレッグ・イーガンの言葉はとても心に響きました。
  • もう一冊紹介をいただきました. こちらも読んだことはないけど評判いいらしいです.

平井武「線形代数と群の表現〈2〉(すうがくぶっくす)」. (-) (-)


(-) (-) (-) (-)

「入門git」と「プログラミングHaskell」, 献本いただいてぼちぼち読みはじめました. どちらも適度なコンパクトさが魅力です.

gitについて, 分散うんぬんといったキーワードはネット上の解説などで目にしていたのですが, 「ファイルでなく内容を追跡している」という話をでだし(1.5節)で読んで興味が強まりました. たとえば関数定義をあっちからこっちへ移したといったことが, 同一ファイル内でもファイルをまたいでも追跡できる……これもっと宣伝すればいいのに. 本のつくりとしては, 「○○で述べたとおり」みたいなセリフにすべて「p.△△」とページ番号が添えられているのが便利です. 「参照できる」と「気軽に参照できる」とは大違いですからね. (これは自分の本でも心掛けたことです)

Haskellのほうは, 前書きの堅さ(いかにも翻訳っぽい文体)に身構えながら読みはじめてみたら, 本文ではぜんぜん気になりませんでした. むしろ訳書で一文一文がこんなに短いのは珍しいように思います. 「日本語ばなれした込み入った言い回しのせいで, 一読では把握できずに読み返す」がまだ一箇所もない. これは原文からか翻訳の気配りか, どちらなのかな?

…もうちょっと読み進んだ. 本の外見は薄めに見えても,

  • 他言語出身者が「おっ」と思うような話が出てくる(モナド風にパーザを組み立てるとか)
  • 概念や規則を抽象的に述べるのではなく, すべて端的な例で説明する

という書き方のおかげで, 思った以上におもしろくて読みやすくて内容もある.


(-) (-) (-) (-)

「ダイヤグラムで広がる鉄の世界」と「最新「鉄」の基本と仕組み」が同じ棚にあることにうけた. 同時期同出版社.


こんな本が出たら読んでみたい

  • 「ローマ人の物語」に対する歴史学者からの注釈 … どこが著者独自の見解なのか, どこまで証拠ありでどこから想像なのか, など. あの本が歴史棚ではなく文学棚に置かれる理由を具体的に知りたい.
  • すべての固有名詞が二箇所以上で出てくる世界史 … ナポレオンがハンニバルのファンだったとか, そういうのもアリで. 極論すれば, 一箇所でしか出ない固有名詞なんてわざわざ出す意義あるのかと.
(-) (-)

「ローマ人の物語」といえば不思議なのが, 理系的には悪文とされそうな文章なのに読みやすいこと. 一文で複数のことを述べたり等, 卒論であんな書き方をしたらがしがし添削されるはずなんだけど…


  • 達人出版会. これは意欲的な. 自分がオーム社で本を出させてもらって特にうれしかったのは「独力ではたどりつけない品質のものができあがること」なんだけど, そこはどうなんだろう. 編集者やレビュアーと著者が議論するような体制は作るのかな?

(-) (-) 『Scheme修行』献本いただいて風呂でちびちび読んでるところ. いま80ページぐらい. 先生と生徒の, 真顔なのにときどきすっとぼけたかけあいが, リズミカルで癖になる.

(この本の正誤表がみつからないんですけど, 初版 1 刷 p.23 の左右両方に「ここで test? は eq? です」があるのは いいんでしょうか?)


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Last modified:2011/09/21 21:04:24
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References:[なんでも]