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千回のキス

650 :名無しさん :2006/12/27(水) 19:48:38

クリスマスが終わり、菊さまと千回のキスをし終え正直ウザイと言う気持ちと、
でも幸せだと気持ちを抱え眠りについた。
「ん・・・眩しい」
太陽の光がカーテンの隙間から漏れ目が覚める。
菊さまが私の隣でスヤスヤ眠っている。昨日は色々あって疲れたけれど幸せだった。
「菊さま、愛してます。」
菊さまの綺麗な頬にキスをしようとした時、驚く事に気付いてしまった。
「お、オバQ・・・!」
菊さまと何度もキスしたものだから、菊さまの可愛い唇が真っ赤に腫れ上がり、
白い顔、乱れた髪、まさにオバQのような顔になっていたのです。
「んー、○○おはよう。」
「お、おはようございます。」
「寝起きだとお前の腐った蜜柑みたいな顔も可愛く見えるなw千一回目のキス・・・」
そう言ってまたキスしてきた。

651 :名無しさん :2006/12/27(水) 20:14:37

「ん・・・口が痛いぞ?」
「菊さま、鏡どうぞ。」
「・・・何だこれ!?」
「菊さまがあんなにキスしてくるからですよ。」
「・・・wお前も唇腫れてるぞw」
「嘘ー!・・・あ、本当だ!いやー!」
「お前はブサイクだから関係ねぇ。俺撮影あるのにどうしよう・・・。」
「菊さまは芸人だし、オバQって言えば笑い取れるんじゃないですか?」
「ふざけんな!ますます馬鹿にされるじゃねーか!バカヤロコノヤロメ!」
「芸人としておいしいじゃないですか。」
「オバQと言われてなんて返せば良いんだ!」
「う〜ん。何がベストでしょうか?素人の私に聞かれても困ります。」
「お前が百回キスしろなんて言うからこんな事になったんだろうが!」
「百回した時は腫れてませんでした。千回もキスしてきた菊さまが悪いです。
大体単調なキスで面白くも何もありませんでしたよ。」
「お前ちょっと優しくしてやったからって調子乗るな!」
菊さまは雑誌を丸めて、私の腫れ上がった唇を力込めて叩きました。

652 :名無しさん :2006/12/27(水) 20:18:14

「痛ーい!酷い!菊さまの馬鹿!」
「お前はもう死ね!もう二度とキスしてやらねーからな!」
「あんなつまらないキス、こっちからお断わりです。」
「死ね!今すぐ死ね!」
そう言って菊さまは家から出ていった。
さすがに男性にキスが下手なんて言ったら傷ついたかしら?
それにしても唇がヒリヒリする。鏡を見ると
「ギャー!血が出てる!」
私は仕返しに、白い壁やベッドカバーに沢山キスマークをつけやった。
ぷぷぷw菊さまキスマーク好きだから、素敵なアートになったんじゃないかしら?w
我ながら面白い悪戯だと思い笑いながら帰りました。

653 :名無しさん :2006/12/27(水) 20:32:11

「あー疲れた。」
最悪な一日だったぜ。
仕事場に行ったら相方や関係者に
「どうしたの!その唇wオバQみたいwww」
って笑われたしな。あの女め!
○○新聞のインタビュー中も、記者が笑いを堪えながら取材しやがって!
撮影もしたし。親が見たら驚くぞ!
自宅の電気をつけると
「な、何だこれ!?」
○○画伯最高傑作!キスマークアートが秀規の視界に広がった。
「あ、アイツがやったのか・・・?」
秀規は今まで感じた事のない程の憤りを感じた。
「俺が買った家を汚しやがってーーー!!!」

654 :名無しさん :2006/12/27(水) 20:51:24

「ぜーぜーはーはー・・・こんなモノか・・・」
翌朝
菊さまあのキスマーク見てどう思ったかしら?意外と喜んでいたりしてw
○○は朝刊を取りに外に出た。
「あー、寒い寒い。早く家入ろう。って何これー!!!」
○○の家の外観がキスマークだらけになっていた。なんて破廉恥な外観なのかしら。
クリスマスイルミネーションよりある意味目立つわ。菊さまが仕返しにきたのねw
私は喜んで菊さまの家にその足で向かいました。
ピンポーン
「菊さまー!○○画伯が遊びにきましたよー!」
家の中から外から聞こえる程の足音がし、勢い良くドアが開いた。
「お前早く入れ!」
「はーい!」
菊さまが怒っていると性格悪いけど何だか嬉しいのです。
「落ちねーじゃねーか!バカヤロコノヤロメ!」
白い壁は血が伸びて、ピンク色の壁になっていた。
「えー?落としちゃったんですか?可愛い部屋にして差し上げたのに!」
「何が可愛い部屋だ!下品な事しやがって!」
菊さまは私を何度も蹴り飛ばした。

655 :名無しさん :2006/12/27(水) 21:14:37

「やめて下さい!暴力は嫌いです!」
「うるせぇ!弁償しろ!馬鹿女!」
弁償と言う言葉である事を思い出した。
「菊さま?クリスマスに家の窓ガラス割ったの覚えていますよね?」
菊さまの動きが止まった。
「芸能人がそんな事したなんてマスコミにバレたら大変ですよね?」
「脅迫か?お前も金に汚い女だったんだな!持ってけ馬鹿女!」
菊さまは引き出しから札束を出し投げ付けた。
「これで充分足りるだろう?余った金は手切金だ!二度とそのオバQ顔俺に見せるな!」
「脅迫でもないし、お金が欲しいんじゃありません!私はただ・・・」
「いいから出ていけ!早く!」
菊さまは私の首根っ子を掴み、家から追い出しました。
こんな筈じゃなかったのに・・・手切金だなんて。この大金どうしよう・・・。
泣きながら家に帰ると、母が寒い中雑巾で菊地画伯のキスマークを必死に消していた。
「お母さん・・・」
「アンタ何処行ってたの?これ見てよ!
年末の忙しい時にこんなイヤラシイ落書きするだなんて!
近所の不良がやったのかしらね?全く!」

656 :名無しさん :2006/12/27(水) 21:35:30

私は本当の事を言えなかった。母に申し訳ない。
私は母と一緒に菊さまのキスマークを一つ一つ消していく・・・。
あぁ、菊さまの愛しい唇。好き、大好き、消したくない。
全て消し終わったら魔法が溶けて、本当に菊さまと二度と会えないような気がする。
私は声を荒げて泣いた。
「ちょっと○○どうしたの!?」
菊さまと会えないなんて嫌!
ガタッ!
音のする方を見ると愛しの菊さまが立っていた。
「菊さま・・・何で?」
「すみませんでした!キスマークも窓ガラス割ったのも僕なんです!」
「え?菊地さんが?」
「詳しい事情は言えませんが、僕が全て悪いんです。
もちろん弁償させて頂きますので、お母さんお許し下さい!」
菊さまは深々と母に頭を下げる。
「ええ、まぁ弁償して頂ければ構いませんけど・・・」
「良かったー!僕も消すの手伝います!」
三人で必死に消した後、菊さまは私の家に上がり私の部屋で二人きりで蜜柑を食べる。

657 :名無しさん :2006/12/27(水) 21:51:28

菊さまは黙ったまま。何で菊さまはまた会いにきてくれたのだろうか?
「・・・あのキスマークなかなかセンス良かったよ、○○画伯。」
「え?」
「俺もちょっとは悪かったよ。お前には謝んねーけど!w」
菊さまが笑ってくれた。
「菊さま・・・本当に本当にごめんなさい〜〜〜!」
私は菊さまの胸の中で泣きじゃくる。
「あーあ、菊地画伯のキスマーク消したくなかったかも・・・。」
「何言ってんの?w」
「なんて言うか・・・。菊さまのキスを思い出せていいかなーって。」
「お前俺のキスはつまんねーって言ってたじゃねーか!」
「つまらない訳じゃないです!ただ千回はし過ぎだったの!」
「ったく!」
菊さまは私の胸元に吸い付いてきた。
「あ、キスマーク・・・。」
「これでどうだ?」
「キャー!嬉しい〜!もっとつけて下さい!菊地画伯!」
「仕方ねーなw」
菊地画伯は私の肌に唇でキスマークという名の絵を書きました。

658 :名無しさん :2006/12/27(水) 21:58:58

数日後・・・
「あーあ、菊さまのキスマーク薄れてきちゃった・・・。」
私は鏡に映った自分の胸元を見てガッカリしていました。
「○○!新聞にいつもここからが載ってるわよ〜!」
「えっ?本当に!?」
母に言われて新聞を見ると、私は思わず吹き出してしまった。
だってそこには
不機嫌そうなモノクロオバQの菊さまの写真が載っていたから・・・
Last modified:2007/02/08 20:08:42
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