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駆け落ち

882 :名無しさん :2007/01/18(木) 20:18:02

とりあえず地下鉄に乗った私たちは東京駅到着し、最終の新幹線に飛び乗った。
載ってみると静岡止まりのこだまだった。
「菊さま、静岡まで行きますよね?」
「ああ、そうしよう。」
切符は菊さまが買ってくれた。
「私今あまりお金持ってないんですけど、大丈夫ですか?
明日になれば銀行のカード持っているから、それで下ろせるんですけどね。」
「心配するな。俺現金20万持ってるし、カード持ってるから。」
「あーあ明日会社休むのなんて言おう。もういっそのことやめちゃおうかな・・・。」
「まあ、慌てるな、理由なんて今夜ゆっくり考えればいい。
そんなことより、俺たちのこと、これからのこと考えようぜ。」
「そうですね。でも菊さま明日仕事あるんじゃないんですか?」
「仕事はあさってある。どうしようか今迷ってるところ。」
「菊さま仕事に穴あけたら事務所に怒られるんじゃないんですか?」
「ああ、信用は無くすだろうな。それなら、お前だって同じじゃないか?」
私たちは寄り添って座っていたけど、お互いの仕事のことを考えると
黙り込んでしまった。
新幹線に乗るまでは恋にこの身も心もささげたようで、夢見心地状態だった。
でも私たちは社会人だ。それなりの責任、信用、社会とのつながりから
完全に開放されることは無い。

883 :名無しさん :2007/01/18(木) 20:32:00

菊さまは優しく私の髪をなでてくれていた。
私は菊さまの肩によっかかっていた。
「菊さま、泊まる所ありますかね?」
「駅前で探せばなんとかなるだろう、心配すんな。」
そういうと、菊さまは目を瞑られた。私も疲れたので、目を瞑った。
1時間程して、静岡駅に到着した。
「さあ、降りるぞ!」
菊さまは私の手を優しくひっぱってくれた。
そして夜の静岡の町へ私たちは出た。

884 :名無しさん :2007/01/18(木) 21:44:41

適当に歩いていると、ビジネスホテルが見えたので一か八か行ってみた。
「すみません、部屋空いてますか?」
「はい、空いております。ツインでよろしいでしょうか?」
「それでお願いします。」
「前払い制になっておりますので、12000円になります。」
「はい。」
私たちは鍵をもらい、部屋へ入った。
部屋に入ってコートを脱ぐと、菊さまがおもいっきり抱きついてきた。
「やっと二人だけになれたな。お前に俺の気持ちしっかり伝えたい・・・。」
そういうと、厚いキスをしてきた。長い長いキスをしていると、お腹がぐ〜っと鳴った。
「菊さま、なんか食べません?」
「そうだな、弁当でも買ってくるか?」
「私行ってきます。ついでに下着も買いたいし。」
「じゃあ、俺のも買ってきてくれ。」
そういうと、1万円札を渡してくれました。私はコンビにへ走りました。

885 :名無しさん :2007/01/18(木) 21:58:39

○○が買い物に行っている間、秀規は部屋にあった小さなポットで湯を沸かしていた。
テレビでなんとなくニュースを見てみる。静岡からのニュースで、
あらためて東京から離れたんだという実感がわいた。
さあ、明日からどうすればいいんだろうか。
とりあえず俺の家で同棲するか、それとも彼女を一人暮らしさせるか?
どっちにしろ実家に帰らせるわけにはいかないだろう。
もう2度と彼女を離したくない。ベッドに寝転がり枕を抱え、
彼女が戻ってくるのを待った。

886 :名無しさん :2007/01/18(木) 22:08:08

私はコンビにから戻り、菊さまと遅い夕食をとった。
「菊さまお弁当あまりいいの無かったです。これで良いですか?」
「ああ、何でもいいよ。食べよう!」
菊さまは部屋に備え付けてあるお茶を入れてくれた。
お茶をすすり、お弁当の俵むすびを一口かじる。
お腹すいてるからものすごくおいしい。
しばらく無言で食べていると、
菊さまが「お前、俺と同棲する気あるか?」とたずねられました。
「はい、したいです。でも、親に反対されてますから
とりあえず最初は一人暮らししたほうがいいのかなあと思ったりしてるんです。」
「そうか、じゃあ、部屋さがすか?」
「ええ、でも金銭的に自信ないんですよね。
それに今まで一人で暮らしたことが無いっていうのもあるし・・。」
「じゃあ、俺と一緒に住めばいいじゃん。会社も俺の家から通えばいいじゃん。」
「どうしよう。そうしようかな。」
「そうしろよ、無駄な金使うこと無いよ。
親に反対されても堂々と同棲してしまえばこっちのもんだろう。」
「そうですかね?まあ、どうせ許して貰う気なんてさらさらないし、そうしようかな。」
私たちは話あったあと、それぞれシャワーを浴びた。

887 :名無しさん :2007/01/18(木) 22:11:49

菊さまがシャワーを浴びている間、私は菊さまの下着を用意し、ゴムも用意した。
さっきコンビニに行った時、ついでに買ったものだ。
多分抱かれることになると思ったから。
ていうか、離れ離れになっていた分、今日は強く抱いて欲しい。
菊さまのことが欲しくて欲しくてたまらない。
きっと菊さまは一晩中愛してくださることだろう。
そう期待しながら、菊さまと入れ違いでシャワーを浴びる私であった。

888 :名無しさん :2007/01/19(金) 18:38:42

私は風呂場から出ると菊さまのいるベッドの上へ上がった。
「○○・・・もっと傍においで。」
「菊さま・・・愛してます。」
「俺も愛してるよ。」
私たちはお互いの愛を確かめ合うように激しいキスをする。
菊さまは私を押し倒し、バスローブを脱がし始めた・・・。
・
・
・
「もっと、もっと強く抱いて下さい!菊さまの事をもっと感じたい!」
「俺もお前をもっと感じたい!愛してる!」
私たちはお互いを何度も何度も求め合い、深く深く愛し合った。
・
・
・
「菊さま・・・私今凄く幸せです。ずっとこうして一緒にいたいな・・・。」
「・・・ずっと一緒だよ。お前が嫌だと言っても離さないから。」
「はい。約束ですよ。」
「・・・明日始発で東京に帰ろう。それで明日はちゃんと出勤する事!
明日から俺の家で二人暮らしだ。」
「ふふふ。嬉しい!菊さまだ〜い好き!」
「俺も大好き。」
翌朝東京に戻り、菊さまと同棲生活が始まった。
私は仕事が終わると真っ直ぐ二人の愛の巣に帰り、掃除してご飯を作る。
菊さまも仕事が終わると真っ直ぐ帰宅し、「ただいまー」と
笑顔で私をギューと抱きしめてくれる。
こんな幸せな日々がずっと続くと思っていた。

889 :名無しさん :2007/01/19(金) 18:40:08

しかし同棲して暫くすると、菊さまは飲んで帰って来る事が多くなった。
朝帰りしてくる事も屡。
私は部屋綺麗にして美味しいご飯作って待っているというのに。
今日も菊さま朝帰りかぁ。
「ただいまー」
「遅かったですね・・・」
「うん。飲んでたから。」
「また朝帰り。折角晩御飯作って待ってたのに・・・。」
「何だよ。怒ってんのか?」
「別にぃ・・・」
「言いたい事があるならはっきり言えよ!」
「菊さまは私より仕事や友達の方が大事なんですね!
私の事なんて好きじゃないんだ!」
「はぁ?仕方ないだろ、付き合いなんだから!」
「付き合いねぇ・・・女とだったりして。」
「疑ってんのか?」
「疑うも何もそうなんでしょ!」
「そう思うならそれで良いよ。」
「それで良いって・・・」
「俺の仕事を理解出来ないなら出て行け!ここは俺の家なんだからな!」
「ふんっ!言われなくても出て行きますよ!菊さまなんて大っ嫌い!!!」
「俺だってお前なんか大嫌いだよ!」
私は荷物を纏め出て行った。
あーあ、また喧嘩しちゃった。だって寂しいんだもん。
仕事で忙しいのは分かってる。人付き合いが大事なのも、
友達と彼女が別なのも分かってる。
でも最初の時みたいに真っ直ぐ帰ってきて、笑顔で「ただいまー」って言って
ギューと抱きしめてほしい。大好きだから。

890 :名無しさん :2007/01/19(金) 18:41:08

「ダーレだ?」
歩いていると男性の声がして目の前が真っ暗になった。
「キャー!」
菊さま!?!?・・・
「久しぶり。」
「・・・□□さん!?」
「実家帰ってないんだって?ご両親心配してるよ。今あの人の家にいるの?
あの人は一緒じゃないの?」
「・・・・・。」
「その顔は何かあったみたいだね。・・・良かったら僕の家来ない?
君のご両親に告げ口したりしないから。」
「・・・・・。」
「ねっ?おいでよ。」
今は誰かの優しさに甘えたい。
私は□□さんの優しい笑顔に釣られて着いていってしまった。
家に上がると、□□さんはお茶を出してくれた。
「彼と何があったの?」
□□さんは優しく話しかけた。私は最近の同棲生活の事を話した。
「・・・それは彼が悪いよ。君はこんなに可愛いのに・・・。」
そう言って□□さんは私の隣に座り、私の髪を撫で始めた。
「・・・私、□□さんに酷い事したのに
どうしてこんなに優しくしてくれるんですか?」
「・・・好きだから。」
この人には菊さまにはない優しさがある。
この人の事を好きになれば私は幸せになれるかもしれない・・・。

891 :名無しさん :2007/01/19(金) 18:42:21

「なーんてね。」
□□さんはそう言ってニヤリと笑い、
クローゼットからロープとビデオカメラを出し、ロープを持って私にゆっくり近づいてきた。
「何・・・するんですか?」
「僕が君の事怒ってないとでも思ったの?」
「ちょ、やめて下さい!やめてー!!!」
必死の抵抗もむなしく、私はロープで家具に縛りつけられた。
「ちょ、外してよ!ねぇ!」
男はビデオカメラをこちらに向けて回し始めた。
強姦されるのかな?ビデオ売られるの?
それともビデオで脅して金とる気かな?怖いよ・・・
「ねぇ、スナッ○ビデオって知ってる?w」
男の手にはナイフが。スナッ○ビデオって・・・私殺されるの!?!?
「くくく・・・。君の醜い身体を綺麗な作品にしてあげるよ。
どこから可愛がってあげようか?w」
「イヤー!!!死にたくない!!!」
PIPIPIPIPIPI・・・
「チッ!会社から電話だ。ちょっと出てくるから、いい子に待ってるんだよ。」
男は部屋から出て行った。
どうしよう・・・助けを・・・携帯電話!
・・・んんん!あともうちょっとで届く!私は足を必死に伸ばす。
んー!・・・届いたー!菊さま!助けて!私は菊さまに電話を掛ける。

892 :名無しさん :2007/01/19(金) 18:43:07

「もしもし、菊さま!助けて!私殺される!!!」
「はぁ?」
「この前の男に・・・私縛られてて、向こうはナイフを持ってるの!!!」
「・・・ふ〜ん。男と一緒なんだ。俺の事疑ってたくせに。
浮気してんのお前じゃん。」
「浮気じゃないです!早く、早く助けて!」
「そんなん知るか!自業自得だろ!」
「そんな・・・」
「・・・場所どこだよ。」
「助けに来てくれるんですか!?」
「さあな。行かないかも。」
「お願い!助けて!駅前のコンビニの角を右に曲がって真っ直ぐ行った
グレーのマンション!2階の一番奥の部屋!」
「誰と電話してるのかな〜?」
「ヒッ!」
「いい子に待ってるように言ったのに、この!」
男は携帯電話を取り上げ、私の腹を蹴った。
「うぅ・・・」
痛いよぉ。菊さま助けに来てくれるかな・・・?
こんな事なら警察に通報すれば良かった・・・
「お願い助けて・・・お金なら用意するから・・・。」
「ふふふ。その今にも泣きそうな表情最高だね。○○ちゃん。」
男は私の頬に冷たいナイフの刃を付きつけた。
「やめて・・・」
「さあ、始めようか、○○ちゃん。」
「イヤー!!!!!!」
菊さま・・・助けて・・・
Last modified:2007/02/09 18:29:43
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