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監禁事件

894 :名無しさん :2007/01/19(金) 21:43:43

悪魔のようなその彼は私に近づいて、
ナイフでブラウスのボタンを一つ一つはずしていった。
「イヤー!誰か助けて!」
菊さま早く来てよ、菊さまだけが頼り。
その頃○○の身に危険が及んでいることを察知した秀規は、
走って彼女が監禁されている場所へ向かっていた。
「くそーもっと足が速ければ・・・。」
すると、前からパトロール中の警官が自転車でやってくる。
さっそく警官を呼び止めた。
「すみません、助けてください。」
「どうされましたか?あっ、あなた以前痴漢騒動でもめた人に似てるね?お名前は・・・。」
「○○丁目の菊地秀規、職業は芸人です。」
「ああ、菊地さんね。いつここだったけ?」
「はい、それよりですね、僕の彼女が今監禁されてるって電話があって、
助けに行かなければならないんです。」
「それは本当かね?またあなたのことだから嘘だったっていうんじゃないだろうね?」
「彼女は○○丁目の○○さんの長女です。
彼女のお父さんの部下らしき人の家で監禁されてて、今刃物でおどされているって
電話がかかってきたんです。で、途中でそれっきり電話がきれて・・・。」
「○○さんの家の電話番号わかるかね?」
「彼女の携帯しかわからないんです。どうしようか。
両親に知らせたほうがいいですよね?」
「とりあえずそのマンションはどこかね?念のために同行しよう。」
秀規と警官はマンションに向かった。

895 :名無しさん :2007/01/19(金) 21:52:57

マンションの前に着くと、警官は無線連絡で監禁事件らしき情報ありと伝えていた。
「2回の一番奥の部屋らしいです。」
「その男の名前は分からないのかね?」
「僕はチラッと顔をみたことしかありません。
名前はご両親に聞けば分かるんでしょうけど・・・。」
「□□だね。」
すると、警官はインターホンを鳴らした。
秀規は祈っていた。どうか○○が無事でありますように。
あんなに愛を誓い合ったのに、邪険に扱ってしまった罰なのか。
神様どうぞお許しください。そしてお力を御貸しください・・・。
秀規の願いは届くのか?○○の運命は?

897 :名無しさん :2007/01/22(月) 19:39:37

男は私のブラウスを剥ぎ取った後、ナイフの刃先はブラジャーに向かう。
胸元にナイフの冷たい感触が広がる。
いつグサッと刺してくるんだろう。一通り楽しんでからかな?
恐怖で失神しそうだ。いや、失神した方が楽かもしれない。
男は私の怯える姿を見て楽しんでいるようだった。
ピンポーン・・・
「□□さーん。○○署の者ですが。□□さーん。」
警察!?良かった、菊さま警察に通報してくれたんだ。これで助かった・・・。
「警察?お前さっき警察に住所教えたのか!?」
ピンポーン・・・
「□□さーん?いませんかー?」
「いないのかな?ちょっと大家さんに鍵借りてくるわ。」
「絶対この中にいるはずです!早くお願いします!」
「畜生!お前のせいで俺の人生お終いだよ!どうしたら良いんだ!」
「おとなしく捕まるべきよ。早く助けて下さーい!」
「畜生、畜生、畜生!・・・」
男は狂いながらベランダの戸を開けた。
「何してるの!?」
「逃げるんだよ!捕まってたまるか!」
「待ちなさいよ!こんな事しておいて逃げられると思ってるの!?」
「うるせぇ!殺されなかっただけありがたいだろ!?」
「ちょ・・・」

898 :名無しさん :2007/01/22(月) 19:41:12

ガチャッ
「中入るぞ〜!」
警官だ!やっと助かった・・・
「あの人捕まえて下さい!」
「やめろ!離せ!」
天使の仮面を被った男は警官の手により捕まった。
「○○無事で良かった〜!」
菊さまが涙ぐみながらロープを解いてくれる。
「菊さまありがとう・・・助けに来てくれたんですね。」
私も安堵感で涙が出た。生きていて良かった・・・。
この後事情聴取され、両親が迎えに来た。
「○○無事でよかった・・・」
久しぶりに見る両親の顔。ほっとして涙が出る。

899 :名無しさん :2007/01/22(月) 19:41:49

「まさかこんな事になるなんて・・・□□君がそんな奴だとはお父さん知らなかった。
お前たちの交際を認めていればこんな事にはならなかったと思うと
・・・○○ごめんな。」
「もう大丈夫だよ。こうして生きてるし。菊地さんが助けてくれたから。」
「菊地さんが?・・・菊地さん、娘を助けてくれて本当にありがとう。
何とお礼を言ったらいいか・・・。」
「いえ、僕は何もしていません。
たまたま通りかかった警官に助けを求めただけですから。」
「それでもありがとう。・・・菊地さん、娘の事これからもよろしく頼めるかな?」
「え?それって・・・」
「頼めるか?」
「・・・はい。ありがとうございます!よろしくお願いします!」
「ありがとう。お父さん。」
こうして色々あったけれど両親に私たちの事を認めてもらえました。
Last modified:2007/02/09 18:39:43
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