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家庭教師 後編

145:名無しさん :2007/03/04(日) 03:46:53

あの時から悪夢は始まった・・・。
秀規は翌日から学校に行かなくなった。外に出る事が恐いのだ。

コンコンッ
「秀規ー!学校休んで今日で三日目だけど、そんなに具合悪いなら病院行こう!」
「行かない!もう放っておいてくれ!」
「学校で何かあったの?いじめられたの?」
「違う、そうじゃない。」
「じゃあどうしたの?」

「家庭教師・・・。ねぇ!あの人辞めさせてよ!お願いだから!」
秀規は声を荒げて言った。
そんな秀規の姿を初めて目にした母はただ事じゃないと感じた。

「先生がどうしたの!?何があったの!?」
「・・・馬鹿とか嫌な事言われたからもう嫌だ。」
「嫌な事言われたの?それだけ?」
「うん・・・。」
「・・・そんなに嫌なら先生替えてもらうわ。それなら良いでしょ?」

「嫌だっ!家庭教師はもう嫌だー!!!」
秀規は狂ったように母に枕や雑誌を投げつけた。
「ちょ、痛い、やめて!分かったから、家庭教師はもうやめるから!」
「・・・本当に?」
「うん。そんなに嫌なら。」

秀規は一歩も部屋から出ず、この日から漫画を描く事に没頭した。
漫画を描いている間は嫌な事なんて忘れられる・・・。

146:名無しさん :2007/03/04(日) 03:52:45

学校には行かずひきこもり、毎日漫画やギター等の趣味をして過ごした。
たまにあのビデオをバラされたらどうしようと不安になったが、
外に出る恐怖よりはマシだった。

やがて春になり秀規は市立高校に入学した。
生まれ変わろう。そう決意した秀規だったが
クラスメートとどう接していいか分からない。

周りの男子は女とヤッタだの下ネタで騒いでいる。
やっぱりここでも俺の居場所はない。俺は周りの奴らとは違うから・・・。

長い暗い高校生活3年間を終え、俺は今日上京する。やっとこの日がきた。
ここが東京か・・・凄いなぁ。電車を降り東京の街を歩く。

今日から俺の名前は「菊地ヒデキ」。俺は生まれ変わったんだ!
ここには過去の俺を知っている奴は誰もいない。悪夢はもう終わったんだ!
秀規には東京の街がキラキラと輝いて見えた。

東京の街には意外にもすぐになれた。
それに上京して暫くして本当に友達だと思える人が初めて出来た。

147:名無しさん :2007/03/04(日) 03:54:54

彼の名前は「山田一成」。年上だけど凄く話が合う。
山田くんと知り合ってから本当に毎日が楽しかった。

バンド活動もそうだし、一日何時間も電話する日もあった。
相手の事を知る度に、互いに大切な大切な存在なっていった。

この日も山田くんと長電話になってしまった。
「あっ!もうこんな時間じゃん!そろそろ切るね!」
「あ、ちょっと待って!昨日さ、凄く良い裏ビデオ見つけたんだ!w」
「えー?どんな!?」
「明日観にこいよ。どうせ暇でしょ?w」
「暇は余計だけど行くよ。」

翌日秀規はコンビニでお菓子とジュースを買い込み、ルンルン気分で山田宅へ向かった。

ピンポーン・・・ガチャッ
「おう。入れよ。」
「お邪魔しまーす!で、どんなビデオなの!?」
まだ生身の女を知らない秀規は、性の事には人一倍興味がある。

「とにかく凄いから観てみ。」
山田はビデオテープをデッキに入れ再生ボタンを押した。

148:名無しさん :2007/03/04(日) 03:57:36

―「い、痛いよ!やめてよ!お願いだからぁ!」
「うぅぅ痛いよぉ!お母さん助けてぇ!」―

聞こえてきた声、画面に映し出されたモノは紛れもなく自分の姿だった。

「なぁ、凄いだろ?」
山田は怪しく笑いながら言った。
何であのビデオを山田くんが持ってるんだ!?!?
「ホ、ホモビデオなんて嫌だよ!それよりCD聴こうよ!」
俺は冷静を装いそう促した。

「・・・この男菊地にそっくりだと思わない?。」
「に、似てねぇよ!や、山田くんホモだったんだね!w気持ち悪い〜!」

「・・・顔はちょっと幼いけど声は変わってねぇな。」
「似てないって言ってるだろっ!!!」
俺はビデオを取出し、テープを引き裂いた。

「顔のホクロの位置も全く同じだったね。」
「違う!あれは俺じゃないっ!大体どこであんなビデオ手に入れたんだよ!」

「新宿の裏ビデオ屋。話のネタになるかと思ってホモビデオ借りたんだけど
ビックリしたよ。菊地が映ってるんだもんw」

149:名無しさん :2007/03/04(日) 03:59:35

人生終わったと思った。どういうルートなのか知らないが
あのビデオは数年かけて岩手から新宿へ・・・そして今は・・・。

俺は頭の中が真っ白になり身体から力が抜けて、その場に倒れこんだ。

山田くんは俺の頬を両手で包み込み、怪しく笑った。
山田くんの顔があの男の顔と重なり、あの時の記憶が鮮明にフラッシュバックされた。

山田の手は秀規の頬から下の方に向かい、秀規のズボンのファスナーを下げた。

「や、やめてよ、山田くん。俺たち友達でしょ?」
「そうだよ。大切な友達だよ。」
山田は秀規のズボンと下着に手を掛けた。
「やめろっ!」
秀規の力では山田の力に適うわけもなく、あっという間に脱がされてしまった。

山田は秀規の黒い茂みを掻き分け、露になったモノを手に取った。

「ここもあんまり変わってないねぇな。
でも皮の部分が黒くなったね。カリもちょっと大きくなったかな?」

こうして再び悪夢が始まった・・・

Last modified:2007/07/24 06:51:29
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