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クリスマス 前編

627 :名無しさん :2006/12/24(日) 20:44:25

数日後のクリスマスイブの日、私はあいかわらず菊さまのことで落ち込んでおりました。
友達は皆、家族や恋人とクリスマスを過ごすと言っております。
私だけか。一人ぼっちのクリスマス。
あっ両親がいたか。でも、いい年して親と一緒のクリスマスなんて・・・。
ウサばらしに、買い物にでかけた私は、表参道を歩いておりました。
ヒルズに入りますとクリスマス気分一色で、恋人たちが沢山歩いておりました。
私はあるお店を通りかかりました。
そこにはクリスマスカードが沢山おかれていました。
「あー、かわいい、きれいなカード沢山あるなー。」
いろんなカードを手に取りながら、私は、愛する菊さまへカードを送ってみよう!
と思いつきました。

628 :名無しさん :2006/12/24(日) 20:54:23

「愛する菊さまへ
菊さま、クリスマスはどうお過ごしですか?友達とパーティーですかね?
私は今年は菊さまと仲良くなれてとても嬉しくて毎日とても生き生きしていましたが、
先日菊さまを怒らせてしまい、クリスマスの約束も結局できぬままとなりました。
どう謝ったらいいかわからないけど、謝りますね。ごめんなさい。
菊さまの思うような味付けは私にはできません。
だからもう料理を作りに行ってあげることももう無いと思います。
菊さまに妹のように、そして時には一人の女として真剣に接してくださったことは一生忘れません。
今でも私は菊さまのことを時には兄のように、そして立派な男性として愛しております。
でも、菊さまが私のこともう嫌いならはっきり言って下さい。
そのほうが私もあきらめがつきます。
ここ数日考えてみて、私たちやっぱり会わないほうが良かったのかもしれませんね。
でも、そうだとしても、私は菊さまの健康、幸せ、をずっと願っていこうと思います。
たとえ歩く道がちがっていても・・・。○○より」

630 :名無しさん :2006/12/24(日) 21:06:02

長々とカードに文章を書いてしまいました。でもいいや。
自分の納得いくように思いを伝えよう。たとえウザイと思われても。
私は、早速カードを菊地邸のポストへ入れにいきました。
入れるとすぐ家にもどり、その日は家族と過ごしました。

631 :名無しさん :2006/12/24(日) 21:15:52

そのころ秀規は、友人に誘われたパーティー会場にいた。会場といっても居酒屋。
女の子もいっぱい集まっていた。さっそくパーティーが始まり乾杯した。
秀規の隣には秀規好みの胸の大きな可愛い女の子が座っていた。
「俺菊地秀規。君のお名前は?」
「××です。よろしく。」
「お仕事は何やってるの?」
「ええ、私占いやってるんです。」
「えー!そうなんだ。俺占い大好きなんだ。みてくれない?」
「ええいいですよ。」
スピリチュアル、占い、霊感大好きな秀規はその女性占い師に占ってもらった。
「菊地さんはとても霊能力が高いって出てます。思い当たることありますか?」
「うーんあるといえばあるんだけど・・・。
へー俺って霊感あるほうなんだ。なんだか嬉しいな!」
舞い上がる秀規はその女性の魅力にも取りつかれていた。
大きな胸。そして大きな瞳、高い鼻、綺麗な長い髪。
なんだかミステリアスな雰囲気。ああ、自分の理想とする女性に近い感じがする。
この子とつきあえたらどんなに楽しいだろうか?
もう、秀規の心の中から○○のことなど消えていた。

633 :名無しさん :2006/12/24(日) 21:22:07

その夜、上機嫌で帰ってきた秀規はポストに何か入っているのを見た。
「何だろう?」
見ると○○からのクリスマスカードだった。
「ああ、あいつか。」
中を開けて見る。
「なーんか長い文章だなあ。読むのたいぎいなあ。」
酔っ払っている秀規は字がはっきり読めない。
「もう明日読もう。今日はたのしかったなー。
××ちゃんかわいかったし。連絡先も交換できたし。
よっし、これからが楽しみだ。」
秀規は風呂にも入らず、ベッドに入りすやすやと眠りについた。

635 :名無しさん :2006/12/25(月) 17:32:02

PPPPPPP!
「・・・んー、もしもし」
「もしもし?××です!昨日はどうも!昨日かなり飲んでましたけど大丈夫ですか?」
「・・・はっ!××ちゃん!全然大丈夫!昨日は楽しかったね!」
「ふふふ。そうですね。・・・あのー、女の私から言うのは恥ずかしいんですけど・・・」
「な、何っ!?」
「ふふ。今日のクリスマスの夜お時間ありますか?」
「も、もちろん!つーかスッゲー暇だし!」
「良かったー!じゃあ六時に●●で待ち合わせで良いですか?」
「うん、分かった、じゃあね!」
よっしゃあぁぁ!!!最高のクリスマスになりそうだぜ!何着ていこうかな〜♪
あ、プレゼントも買わなきゃな♪
秀規はいつも以上にお洒落し、ジュエリーショップで指輪を買い、●●で彼女を待った。

636 :名無しさん :2006/12/25(月) 17:34:13

遅いな・・・もう三十分待ってるし。
「ごーめんなさい!お待たせしました!」
「おせーよ!バカ・・・じゃなくて、全然待ってないよ!
つーか超可愛いじゃん!」
「えへっ!お洒落してたら時間掛かっちゃった!ごめんなさい!」
やばいやばい、アイツといる時の癖でバカとか言っちゃった!それにしても可愛いなぁ。
「お腹空いちゃった。菊地さん美味しいお店知ってます?」
「あぁ。スゲー美味い店あるんだ。行こうか!」
ところが今日はクリスマス。秀規のお気に入りの店は予約でいっぱい。
洒落た店も同じくだった。
仕方なく二人はケンタッキーフライドチキンに入った。
「ごめんね!店予約しておけば良かったね。」
「いえ、私が突然誘ったんですから。それにクリスマスと言えばチキンですよね!」
畜生!ケンタなんて色気も何もねぇ!でも××ちゃんは嫌な顔せず良い子だなぁ。
食べ終えるとまだ八時半だった。
「何処も混んでるだろうし、俺の家こない?うち占い関係のモノ色々あるよ。」
「えー本当ですか?そうですね!まだ夜は長いですしお邪魔します。」

637 :名無しさん :2006/12/25(月) 17:36:15

その頃○○は・・・
もう夜か・・・私たちは曖昧な関係だけど、一緒にクリスマスのお祝いしてみたかったなー。
菊さま手紙読んでくれたのかな?
あの手紙は恋の駆け引き。
本当はこれから会わない気なんて全くないし、
手紙を読んで私の大切さに気付いて飛んできてほしい。
そして私の事を抱き締めながら、愛してるって言ってほしい。
・・・私って悪魔みたい。でも悪魔になりきれない私は
菊さまが手紙を読んでくれたのかどうか気になる。
菊さまの家のポストを確認してこよう!
・・・あっ!手紙がない!読んでくれたんだ。
でも菊さまは読んで何とも思わなかったの?駆け引き失敗?
菊さま家にいるのかな?ピンポーン・・・いないみたい。
もしかしたら私の為に、驚くようなクリスマスを演出してくれるのかも!
私の家にサンタの格好でやってくるとか!そう考えると嬉しくなってくる。

638 :名無しさん :2006/12/25(月) 17:38:57

「あれ?○○?」
「菊さま!?」
嬉しくて笑顔で振り返ると、笑顔が一瞬で凍り付く。見たくなかった光景が目に映った。
秀規はそれは綺麗な女と寄り添っていた。
「どうも、菊地さんこんばんは。」
私は冷静を装って菊地さんに挨拶した。
「何してんの?」
「たまたま近く通ったんで。失礼します。」
「あぁ、じゃあ。」
本当は泣きじゃくりながら走って家まで帰りたかった。
でも私は涙を堪えてゆっくり歩いて帰った。
だって走ったら菊地さんに走ってる音が聞こえて動揺してるっていうのがバレるでしょ。
ましてや泣き声が聞こえたら・・・。
私ったら顔も性格も可愛くない。
菊地さんは追っ掛けてきてくれなかった。気が付けば自宅のベッドの上。
あははは!ある意味驚くクリスマスだったわ!ははっ!
・・・ずっと堪えていた涙が一気に溢れ出た。

639 :名無しさん :2006/12/25(月) 17:46:12

「今の人お友達じゃないんですか?」
「えっ?別にただのご近所さんだよ。さぁ、入って。」
「お邪魔しまーす。わぁ〜凄い。変わったものが沢山ある!」
・・・・・・
「メリークリスマス!はいっ!プレゼント!」
「うわ〜綺麗な指輪!でも私菊地さんに何にも用意してないし。良いの?」
「良いの、良いの。気にしないで。」
「ありがとう!嬉しい!」
一時間後
「あぁ、暑い。」
さっきから彼女は暑いと言いながら胸元をパタパタさせ、こちらをチラチラ見てくる。
「シャワー浴びる?」
「うん。」
ムフフフ。あー楽しみだー!
・・・あっ!そうだ!俺チ○コ火傷してたんだった!ヤベェ出来ねぇじゃん!
これもアイツのせいだ!疫病神だな、さっきも会っちゃったし。

640 :名無しさん :2006/12/25(月) 17:50:02

パサッ
・・・あ、アイツからのクリスマスカード。読んでなかったな。
・・・・・・
読んでたら何だか余計に腹立ってきた!
お清めだって言って、アイツに唐辛子入りの塩をブツけに行ってやる!
「秀規く〜ん!上がったよ〜!・・・ねぇ秀規く〜ん?いないの〜?」
秀規は彼女を部屋に置いて○○の自宅に向かった。
Last modified:2007/02/08 19:19:12
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