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36-196

 (……きもち、わるい)

 緋室灯は、心中でそう呟いた。
 肉声にしない理由は簡単で、戦闘中に受けた麻痺毒のせいで体を自分の意思で動かすことができないからだ。
 先の戦闘で単身エミュレイターの巣へと突入し、掃討も時間の問題のはずだった。
 しかしそのエミュレイターは彼女の心の隙をつく。
 首筋に針のような痛みを感じた瞬間、彼女は自由を奪われたのだ。
 強力な麻痺毒を注入され、弛緩した体では愛機に指をかけることすらできなくなった。

 敵の巣の真ん中で力なく倒れた彼女は即座に敵の虜囚となる。
 足のない蟲のようなものが、巣のあちこちから生え伸びて彼女を持ち上げた。
 抵抗しようという意思はあっても体は彼女の意思に従わない。結果、灯は体中を触手によってはいずりまわられていた。

 豊満なバストを一周して締め上げるもの、指を這い回るもの、服と背筋の間を撫でこするものなどその動きはさまざまだ。
 けれど体に力が入らないのでは好きにさせるより他にできることはない。
 必ず葬ると心に決めて、彼女は瞳を閉じ意識を切り替えて代謝機能を促進させる。
 強化人間である彼女はある程度体の機能を自分で操作できる。毒の巡りを早くし、速やかに体外に排出するための措置である。
 しかし今回はこれが完全に裏目に出た。

 触手の内の一匹が強引に灯の口を開き、その中へともぐりこんでいく。
 喉の奥を突かれた灯はそれを吐き出そうとするが、体の抵抗は体中に巡る毒のせいでいつもよりもはるかに弱い。触手は抵抗を力づくでねじふせて食道をはいずり、さらにその先へと進んでいく。

 (なに、を……する、つもり…?)

 呻きにもならない音を漏らしながら、目の端に涙を溜めて彼女はされるがままの運命を味わう。
 触手は食道を犯しきると、とうとう目的の胃へとたどりつく。代謝機能を上げたせいで空になっている胃に、重たい粘性の液体が放出された。
 胃への進入に加えて強制された摂取に反射的に体が動く。吐き気がこみ上げるが食道は触手によってふさがれている。
 弱弱しく体が揺らめいたものの、代謝を上げたせいもあり速やかに触手の排泄物は灯の体に吸収されていった。そのことを確認すると、ようやく触手は彼女の体から引きずり出た。
 今の行動に何の意味があったのかと灯が疑問を抱きながらも、呼吸がしやすくなったことで安堵したその瞬間だった。

 (あ―――あつ、い……っ!?)

 体が火になったかのように熱く感じられた。
 汗が噴き出し、そしてその汗が流れることにも打ち震えそうな感覚があることを認識する。
 灯も絶滅社のプログラムで薬学について座学を受けたことがあり、それが催淫成分の効果であることを理解することができた。
 代謝を極限まで上げていたためもとから即効性かつ強力な媚薬が、さらに早くかつ強烈に彼女を襲ったのだ。
 肌に取り付いている触手が少しこすれるだけで背筋を快感が這い登っていく。
 動かぬ体で頬を赤らめてその快感から逃れようと身じろぐが、彼女が立つことができているのは触手が捕まえているからだ。そしてその力は少しも弱まることはなかった。
 獲物の発汗に気づいたか、触手は大胆な行動に出る。体をぴっちりと覆っていた布地を、内からの圧力によって引き裂きだしたのだ。
 灯には暑さからの解放でもあり、また羞恥をあおり自分の体がどういじられているかを直に見せつけるための行為でもあった。

 窮屈な布がなくなり、獲物が発情したのなら触手たちにとって遠慮する必要はない。
 彼らはとりついていた乳にむしゃぶりつくように群がり、豊満な胸を揉み潰しもみしだき乳首を高速でこすり上げる。

 (は、ァ!?…だめ、それはっ、あぁ、だ、ダメ、ぇ……っ! はぁぁああんッ!)

 表情を変えることなく小さく震えが走り、けれど絶頂を覗いたせいで秘裂から粘性を帯びた液体が滴った。
 触手はそんな灯の様子などおかまいなしに乳をもてあそぶ。
 ぐにゃり、べちゃり、むち、むにむに、ごし、たゆ、こしこし、きゅっ
 様々な音を立てられながらもてあそばれる胸のせいで、灯はぴくりぴくりと絶頂を迎えさせられ、その度に股から秘蜜がとろけ落ちる。


 しかしそれを理解しているはずの触手はそちらへの責めを一向にはじめはせず、それどころか微弱ながら腰をくねらせだした灯の菊門へとその魔の手を伸ばした。

 (あっ!? ちが、う、そっちは……っくぅああああっ!?)

 直腸をはじめて貫かれた彼女は蠕動運動によってそれを排出しようとするものの、麻痺毒のせいでそれもうまくいかない。
 それどころか触手にはちょうどいい締め付けになったらしく、狭い中を必死に進んでは引きずり出て行く。
 また、直接腸に摂取させるためと細い触手が尻穴を責めている触手に絡みつき、灯の中で媚薬を撒き散らした。
 外から見る変化は少なくとも、彼女は絶頂の嵐に叩き込まれる。

 (ひぁぁっ! ふぁぁあああっ!? こす、れ、こすれてるっ、あっ、あぅ、あっ! ひきっ、はァんっ、とま、とまらな、いぃぃぃ……っ!)

 麻痺毒の効果は続いており声らしい声も出せず涙を流しながら異形に犯されている。
 それはこれまで魔という魔を刈り取ってきた彼女にとってはひどく屈辱的な凌辱であった。
 その屈辱すらもが快感を煽る。すでに無限循環に陥った彼女に止めをさすべく、触手はいまだ手をつけられていない秘裂へと這い寄る。
 愛液により湯気を立てるそこは触手たちを誘うようにくぷくぷと泡立っている。
 それに誘われるまま、待ちきれなかった触手が三本同時にその筋へと飛び込んだ。

 (あぐぅぅぅっ!? む、り、はい、らない……っ、は、ぁっ、いらな、い、ぃ…っ!)

 軋みをあげ、入り口でお互い譲ることなく中へと入りこもうとせめぎあう触手たち。灯にとっては拷問に近いその状況でさらに触手は中へと進もうとしてくる。
 あわや裂けるかと思われたその時、一本の細い触手が今まで同じく責められていなかった灯のクリトリスに取り付いて軽く締め上げた。

 (ひ、ぃぃいいいっ!? あ、あぁぁっ、はい、はいって、く…るぅぅぅうううっ!!)

 思わぬところから発された快感に抗う術もなくイった灯の膣口から潮が吹き、その瞬間広がった秘裂を三本の絡み合った触手が貫いた。
 快感が頭を焼く。
 絡み合った触手が敏感なところをコブのようにこすり上げてはイき、内臓を犯されてはイき、直腸の触手と膣内の触手を壁越しに擦りあわされてはイく。
 乳首をつまみあげられてはイき、肉芽を弾き上げられてはイき、体内に媚薬を撒かれてはイき、体外で放出されてもイく。
 いつしか麻痺毒の効果が切れても、彼女は快感以外のことを考えられなくなっていた。

「あ……ぁっ! また。く、る、きちゃうぅ……んんんんんんんぁぁぁっ!!
 またっ! こんどはうし、ろぉぁぁぁああああっ! まえ、もっ、うしろ、も、いっぱい、いっぱいぃぃ……はぁぁぁああああっ!」

 ウィザードは多くのプラーナを保有している。
 彼女が全てのプラーナを吸い尽くされるか、はたまた異変を感じた誰かが彼女を助けにくるか。そのどちらかしかこの淫獄に終わりはない。
 どちらが彼女の解放となるのか。その答えは秘密公爵の本の中に―――


 続きはリオン様の本を読んで確かめてね!

Last modified:2013/03/18 10:07:13
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References:[リスト/カテゴリ別/ナイトウィザード]