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もう仲良くしないで

地方研修で知り合った現地のNGOスタッフ

PapriというNGOで一週間地方研修?をした。ベンガル語を体得することと村の生活を知ることが目的だ。そこで、おしゃべりの私はスタッフの人たちとたくさんお話しをし、とても仲良くなった。

最後の晩餐

最後の日、別れの前にみんなで一緒にお昼ごはんを食べた。はじめにお客さん格の私たちが食べて、若いスタッフたちが給仕をしてくれた。「バート ディボ?(ごはんいるか?)」と言って、どんどん食べさせようとする。バングラデシュでは、たくさん食べさせることがもてなしなのである。

次にスタッフたちがごはんを食べ始めたので、私は場を盛り上げようと、「バート ディボ?」とさっきの真似をしてみんなにごはんを給仕して回った。すると所長がまじめな顔で、「ナオコ、みんなにお代わりをよそうのはやめてくれ。もう仲良くしないでくれ。」と言ってきた。頭をガツーンと殴られた気分とはこういうものか、私は大ショックを受けた。大好きなスタッフの人たちが私ともう仲良くしたくないってどういうこと?私のこと嫌いになったの?あまりにも悲しくなって部屋に戻って泣いてしまった。

仲良くしない理由

すると所長が部屋へやってきた。「ごめん、悲しませるつもりはなかったんだ。僕たちの心は繊細だから、あまり仲良くしすぎると別れたあとに悲しみに耐えられなくなってしまうから、仲良くしないでと言ったんだ。」と言った。私には考えられないことだった。仲良くなればなるほどいいことだと思っていたけれど、そうすれば別れたあとによけい悲しくなってしまうこと、それを恐れて仲良くするのをやめること。バングラデシュ人は、本当に心優しいんだよ。やさしくて傷つきやすいんだなって分かった。

帰りのバスでは、一番初めに仲良くなったまじめでやさしい友達たちのことを思い出して泣きました。たくさんのバングラデシュ人たちの中で、彼らにはじめに出会えたことはほんと幸運だったと思う。それからどんなにひどいバングラデシュ人に会っても、「いや、いいバングラデシュ人もいる」と思うことができた。

Last modified:2004/11/09 18:20:19
Keyword(s):
References:[バングラデシュ人]