!その壱:兄弟姉妹
バングラデシュで8人位の兄弟姉妹はざらである。「日本だったらテレビが取材に来るほど珍しいよ。」とみんなに言ったものだ。最高で18人兄弟という家族に出会った。18人も子どもが産めるの?と思ったのだが、現在のお母さんは後妻だそうで、それでもそれぞれ9人ずつくらい産んでいる。小さな子どもがいるのに、お父さんは70才位ではないかと思われる程の「おじいさん」だった。親子かと思ったら姉弟だったと言うこともありえる。

バングラデシュの兄弟姉妹はとても仲がいい。面倒見のお兄さんお姉さんが沢山いる。5才位の子どもが1才位の子どもをかかえている姿は微笑ましい。広場には子どもが沢山いて、日本も昔はこうだったんだろうなと思った。一番身近な兄妹から沢山のことを共有し、学ぶことができるのをみて、とてもうらやましく思った。

最近は中流階級層の生活も近代化してきて、都市に住む人達は2、3人程しか子どもをもたない。甘やかされて育っているので手におえない子もでてきている。

ところで、バングラデシュでは兄の妹に対する愛情は格別だ。妹の我がままは何でも聞くお兄さんばかりのように思えた。年子のお兄さんを持ち、けんかばかりしていたわたしにはうらやましい限りだった。

バングラデシュで兄弟愛をたくさん見て来たので、自分も3人位は子どもを持ちたいと思っている。でも養育費が高すぎる!!どうなることか。

!その弍:兄弟が一緒に住む
日本では、長男が家を継ぎ、次男以下は他に所帯を持つのが普通だと思う。しかしバングラデシュでは女は他の家に嫁ぐが、男はみな生家に嫁をもらう習慣があるようだ。兄弟の家族が一緒に暮らしている家族をいくつも見て不思議な感じがした。ある家族は、おじいさんの代に作った家をどんどん造設して、現在200人の家族が住む巨大な家ができあがったそうだ。次々に紹介される家族の関係と名前を言われたが、もちろん憶えることなどできなかった。みな一緒に食事をするわけではなく、それぞれが炊事はするそうなのでご心配なく。

兄弟の家族が一緒に住むと、長男の奥さんを「ボロマー(大きいお母さん)」と子どもたちが呼ぶようになる。次男の奥さんが「メジョマー(二番目のお母さん)」、一番下の弟の奥さんは「チョットマー(小さいのお母さん)」とよぶ。親友のおばさんの家が兄弟家族が一緒に暮らす家で、そこに泊まっていろいろ観察してみた。子どもにしてみたらどれもお母さんなのである。同じように甘えることができる。従兄弟となる子どもたち同士もほんとうの兄弟のように仲がいい。もしボロマーが子どもを叱っても、その子はチョットマーのところヘ行って慰めてもらうことができる。何かいいなって思った。やっぱり、子供は大家族の中で可愛がられながら育つのが幸せだと思う。

!その参:私の生徒におじいさんと孫
私は青年開発局職業訓練所でコンピュータを教えていた。あたらしいクラスが始まって同じクラスに「ナナ(おじいさん)」と「ナトゥニー(孫)」がいた。ナナなのにどうして青年?って思いません?ナナなのに多分当事は26才くらいだったと思う。何故かというと、ナナであるプルート君のお父さんが末っ子でお兄さんはずいぶん年が離れていて、そのおじさんの孫が多分ナトゥニーであるアフロジャちゃん(25才くらい)なんだ。大家族だからありえるナナとナトゥニーの年令差、これがおじと甥の関係だと年齢が逆転することもあるから面白い。20才の青年が、10才の子供に「おじさん」って呼びかけるんだよ!