Create  Edit  Diff  FrontPage  Index  Search  Changes  History  Source  RSS  wikifarm  Login

自殺未遂、それでも許してくれるの? - History


  • Added words are showed as here.
  • Removed words are showed as here.
!教室でお金がなくなる?
バングラデシュに来て半年がたったころ事件は起きてしまった。授業が終わったあとも教室で生徒といた私は、ほかの先生に呼ばれで教室を後にした。しばらく話をして教室に戻ると私のかばんがない。あれ?と思うと、最後尾においてあった私のかばんが真ん中まで移動している。そのときは「おかしいな」と思っただけだった。

仕事帰りに市場で買い物しようとすると、あれ、お金が少ないような気がする。次の日からの旅行に備えて1500TKよけいにお財布に入れていたはずなのに。あ、そういえば、教室でかばんが移動していたな。さては、誰か私のお金を盗んだ??すぐに熱くなる私は、同僚のもとへ行き、どうやらお金を盗まれたようだと告げた。「大切にすべき外国人」から自分たちの生徒がお金を盗んだかもしれないという事態に同僚は驚き恥じ入ってしまった。「私が何とかするから」と言ってくれた。

!勘違いだった?
夜に旅行に備えて準備をしていると、バックパックから1500TKが出てきた。いろいろなところに、それぞれに必要なお金をしまいこんでいたので、どれがどのお金だか分からなくなってしまい、もしかしてお財布のお金ここに入れていたのかな?とも思った。しかし忙しさにかまかけて、同僚にこのことを報告することを忘れ、次の日旅行へ出かけた。

!大事件に発展
3,4日して楽しい旅行から帰ってきてびっくりした。同僚は、「外国人の私からお金を盗むことは何事だ!」と生徒たちに罵声を浴びせながら叱ったそうだ。日ごろ温厚な同僚からは考えられないことで、何人もの生徒が泣いてしまったそうだ。そして一人の貧しい男の子を犯人に決め付けて、みんなでひどい目にあわせてしまったそうだ。後で知ったことだが、[[ラナ]]がかばわなかったらその子は無実の罪を着せられるのが苦しくて自殺していたということだった。

「私の勘違いかもしれない」ということを後で知った同僚たちは、唖然。それでも真実を知った生徒たちが私のことを憎んだり、ひどいことをしないようにと、「お金は盗んだ生徒が返してきたということにしよう。」と決め、そのように発表してしまっていた。しかし、あまりにも事件がひどくなってしまったので「犯人の名前を言ってください」と生徒たちが納まらない。旅行から帰ってきた私は、そ知らぬ顔をしなければならない。生徒たちが、「だれが犯人だったんだろう。どうして先生は教えてくれないんだ。」というたびに私の良心は悲鳴をあげた。善人の面をかぶった大悪人なのに。

!私のために自殺未遂
私が巻き起こした[[]][[大悪人の私]]事件で一人の生徒が犯人と間違われ、みんなに中傷され、暴力を振るわれ、自殺まで考えたそうだ。さいわい、[[ラナ|みんなのために働きまわるラナ]]が理解を示したお陰で自殺を思いとどまったが、私のため勘違いのためにとてもひどい目にあった。

!一番傷ついている人が慰める
決心をして被害者の生徒に真実を告げることにした。自殺させるほどに追い込んでしまったので、真実を知ったら怒り狂うのではないかと思い怖くなった。泣きながら真実を告げると、まるでそれを知っていたかのようにそのこは冷静に受け止めてくれた。しかも、「泣かないでよ、マダム」と慰めてくれるありさま。どうして自分を自殺にまで追い込んだ張本人をこうやって許せるのかと不思議でたまらなかった。

事件に関係する生徒たちにも真実を打ち明けた。私は恥ずかしくって、悲しくってずっと泣いていたら、みんなで「泣かないでよ。」って慰めてくれ、最後に同僚が「みんなで、河に行こうか。」って言ってくれた。一番ひどい私のことを、みんなで一番気遣ってくれて、すっごく恥ずかしくって悲しかったんだけれど、とっても嬉しくなった。バングラデシュ人の懐って広いなって思った。

!疑うよりだまされろ
この事件をきっかけに、人を疑って相手を傷つけるよりも、信じてだまされるほうがましだということを学んだ。疑うことほど人を傷つけるものはないということが分かった。自発的に私の歓迎会を開いてくれたほど心優しい生徒すべてを傷つけてしまったのだ。もう二度と疑うまい。

この決意のお陰で、[[私から15万円騙し取った友人]]事件が起きた。「疑うよりだまされろ」を心に固く誓い、何度も怪しいと思ったが信じきってとうとう15万円もだまされました。

Last modified:2019/06/25 17:03:38
Keyword(s):
References: