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ノクシカタ

 バングラデシュでは、サリーや腰巻などの古くなった長い布を何枚か重ね、それらを細かい刺し子で縫い合わせ、敷布や掛布として生活に再利用しています。ベンガル語で「ノクシ」は「デザイン」、「カタ」は「布」という意味です。色糸のデザイン部分にいたるまで基本的に前へ前へと運針されているところが特徴です。

 最高のノクシカタは、布が美しく波打つようにと丁寧に誠実に刺し子が施された物。機械では表現することのできない風合いを感じることができるのもノクシカタ刺繍の特徴です。掛布や敷布にしたとき、波打ち模様が深いほど保温力に優れていると思われます。

 ラッシャヒ博物館で見た伝統的ノクシカタの一部は、これぞノクシカタ!と思えるような布の深い波打ちが鳥肌がたつほど印象的でした。

 村では冬(乾季)になると、集落の中心広場の平らな地面に古布を小さな木のくいでぴんと張り、その四方に女性たちがしゃがみ込んでおしゃべりをしながら刺繍をします。その前の年にその村で起こった出来事をデザインに刺し込んだりすることもあります。

 今では、この伝統的な刺し子刺繍が製品化され、多くの貧しい女性たちがNGOなどの事業を通し、安全できれいな仕事として働き、収入を得ています。

Last modified:2012/03/02 00:50:15
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