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ボクと左翼とアンチ体験 第4部 追跡篇

大学も卒業し、”彼”とも会わなくなり、 私も、就職して社会人となりました。

彼の言うことも、完全にとはいえませんが なんとなくわかりかけてきつつありました。 それがどういう風に・・とは、うまく説明できません。 とにかく、そういうことでした。

最初の会社を辞めたさい、彼の『追跡調査』という言葉を思い出し どうせなら、この機会に この目でたしかめようと思いたちました。 あの、私を誘った人には出会えませんでしたが、 でも、、四人の、かつての仲間に出会うことができました。

これから、その体験をお話しします。

まず一人目は・・・・

かつての仲間、一人目は あのときの思想を捨て去り、今は、ある宗教に入っていました 以下は、このとき交わされた会話です。 ------------------------------------------------------

”おい、ぬーーまんだーーーすらんじーーだ こう題目唱えりゃあな、何でもご利益がかなうんだってさ! どうだ、すごいだろ。お前もはいらないか?”

”自分で努力しなくてもですか?” 皮肉をこめて、僕はいいました。 (そのころの私は、社会人になったこともあって  何らかの”生産”をしていない者にたいして、  やや、冷ややかになってきつつあったんです。  これは、学生時分の思想とは、  またひとつ、違うところから湧き上がった感情です)

”努力も大切だろう。けどそれだけじゃないんだよ。わかる? 俺の弟も、これで大学合格できたんだよ 弟に言ってやったよ。俺が毎日神様に ご利益をねがってやったからだってな”

”それって、あなたがお経唱えたからじゃなくて 弟さんの努力のたまものじゃないんですか・・”

”まあそれもあるけど、でもそれだけじゃないんだよ どうしてかって理由を話すと、凄く長くなっちゃうんだけど どう、利いてくれる?あの”先生”が言うにはな・・・・”

こんなわけで、彼に、延々と その”教え”きかされたわけですが、 はっきりいって、神様という人のふんどしで相撲をとって 自分は苦労せずに成功を収めたい・・ 僕には、そういう風にしかみえませんでした。

二人目の人は、プーに近く 海外へ度々行っているらしきご様子 以下は、そのときの会話です

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”あのクソサラリーマンどもの集団は何だ! どういつもこいつも、腐ったようなスーツ着て

俺は、そういうのにはなりたくないからな! 俺は、いつか、世界で勝負するんだ!その準備はしている。 たびたび海外にいっているのもそのためだ。 でも、保身しかできないおまえらにそんな勇気あるのか! 俺は違うぞ、俺はそんなチンケな人間じゃあない スケールが違う、もっとでっかい人間なんだ”

”お言葉ですが あなたが、自由に海外に出て 海外で強い『円』を自由に使えるのも そういった『チンケな』人たちが 必死になって優秀な日本製品を作って、外貨を稼いで、 円をささえてくれてるからこそじゃないんですか? むしろ、彼らに感謝しなきゃいけないんじゃないですか?”

”何だと!お前変わったなあ 社会に出て、体制に日和ったな!”

”日和ったとか、体制とか そういう問題じゃなくて”

”何だと!おまえ!!”

話になりません。

結局、強い円を 必死で支えてくれている人たちの周りでうろついて おこぼれにあずかっていたいだけなんです。彼は でも、自分は、決してその集団には入りたくない。 御輿の上には乗りたい。でも一緒になって担ぐのは嫌だ そんなタイプの人間だったのです。

そんな人間が、かつては、 俺達は、額に汗して働くものたちの味方だ! なんて嘯いてたんですよ、信じられますか?

三人目は、宝捜しをしていました。 以下は、交わされた会話です。

”おい、この下には、凄いお宝が眠っているんだぞ!”

余りにもバカらしいので、これ以上話さないことにします (次の、四人目の人はもっと馬鹿らしいので、多くは話しません 何をやっていたかって?なんとなく想像できると思います そう、マ●チ商法です・・相も変わらず、実体経済には疎い方達です)

結局、大学時代の思想を続けていた人は、一人もいませんでした でも、もし、そんなひとがいたなら、 私は、その人を、今まででてきた誰もがかなわない もっともバカな奴だと紹介したでしょう。 いわば、キングオブバカです。

彼らに会って 文学部出身の彼の言うことがよくわかったのは 三人目の、宝捜しの人物に会ったときです。

ロレンスのたとえ話と結びつく あるキーワードを、彼が出してくれたからです。

そのキーワードとは、”どえらいお宝”

”どえらい宝”そうでもしないと戦わない 国民意識の未成熟なアラブ・・”

宝・・??? と、ここで、これらのキーワードが、 一本の線で結びついたわけです。

ロレンスの詭弁”トルコ軍の基地を奪った暁には、 どえらいお宝がねむっている。奪い放題だぞ”

三番目の彼が言った”この下には、お宝が眠っている・・”

そして、かつての仲間たちに共通する信条 ”奴らから政権を奪った暁には、 つまり、革命起こして資本家皆殺しした暁には、 奴らのお屋敷の倉には どえらいお宝が眠っている。奪い放題だぞ!”

これって違うのか?みな同じじゃないのか??

そして、 これって、現実に存在しているのか? もし、存在していないとしたら・・・

この世にありもしない物を欲しいと熱望して そして、そのためにあらゆる犠牲を払って・・ これって、愚かしいことではないのか?

でも、この世にありはしないものでも 口や文章の達者な連中に、うまいことけしかけられば、 聞いたり読んだりした人間は なんとなく、掻き立てられるものがあります。

だまされやすい、 経験の蓄積や、教養を持たない人間であればなおさらです。

ロレンスに扇動され沸き立つ、民度の低いアラブ軍 宝探しのロマンに引かれる”永遠の少年”であるかつての仲間 金持ち連中が隠し持っているとされる どえらい宝に魅力を感じた、我々の若かりし日々 みな、同じ心理でしょう。

そんなものにのせられるとは 確かに、なんと”未成熟”な・・・・・・・あー恥ずかしい

小平が言ったように 金持ちから奪って貧乏に突き落としたところで 貧乏人が金持ちになれるわけではない。 実際は、巧妙な心理マジック、なんとなくそう思えるだけ・・なんです。

金持ちご用達のものといえば・・ 技術を持った職人、豪華な料理人、彼らのつくった生産物 あるいは料亭の、芸者の踊りといった、無形のものもあります。

確かに彼らは、それらを独占していたでしょうが、 彼らの持つ、高度な技術に大金を払わなければ、 かれらも生活できないわけで・・・

それが無くなれば、彼らも農民や労働者に戻るんでしょうが でも、農作業や工場って、そんなに人手足りないわけじゃないし、 来てくれてうれしいですか? 彼らに、飯と寝床をこさえて上げなければならないし。

それと芸者の踊り、料理人が腕を凝らした料理 そんな物、倉に収められますか 料理なんて倉に入れといたら腐っちゃうでしょ、 芸者さんだって・・これって、笑い話にもならないなあ。

それと、 ”こんな程度の代物に、無駄とも思える、バカ高い金を払っている。 物好きな成金達だなあ”ってことは、 彼らのための製品を作る側にとってみれば ”こんな程度で作れてしまう物に ありがたくも、こんな大金払ってくれている、おいしいなあ。 おかげで子供達にいい服着せられるなあ”と同じことなわけです。

まあ、この話はきりが無いのでこのくらいにしておきます。 まあ、とにかく、 やっこさんの倉には、大層なお宝は眠ってませんでした 残念でした、チャンチャン。ということで・・ 話を次に進めます。

結局、大学時代に、 あんな思想を、まともに信じる連中に、 ろくなのはいないってことです。かつての私も含めて。 ”お宝”の次に彼の提示したキーワード ”追跡調査”の意味が、ここでやっとわかったわけです。

彼らには、ある共通した思考パターンを持っています。 それは”自分では何一つ生産していない (あるいは生産したくない)のに、 その生産の果実に、ちゃっかりあやかろうとしている” ということです。

他力本願、人のふんどしで相撲を取りたがる。 ということです。

”題目”氏は 大学に受かった弟の努力を認めず、 お題目を唱えていただけの、自分の『努力』を正当化する・・

必死に勉強した弟さんの努力が無ければ 『お題目』のご利益も無いわけです やはり、勉強という地道な生産行動の上にあやかって 不労に近い行動をしているということでしょう

”海外”氏は 強い円の恩恵にあずかっているくせに その円を支えている日本社会を否定する そんな社会は間違っている、だから自分は属さない・・と その社会を支えていない自分を正当化する でも、自分はちゃっかり その、円の恩恵にあずかろうとしている。同じです。

前の話に出てきた”私を誘った先輩”は ”お宝が眠っている。それは泥棒じゃあない、 なぜなら、もともとは自分たちの物なのだ! それを取り返すんだ・・・ホントかどうか知りませんが。” ちょっと違うようにみえますが、これも同じようなもんです。

まてよ、そういうことか!! ここで、またもや結びつくものがありました。

所詮、我々も、同じムジナだったんです。

誰と同じかって? 僕たちが軽蔑していた、資本家連中の心理とです。 口では、彼らを軽蔑し、私は違う・・と うまいこといい張ってても、根は同じだったのです。

地道に働く者がいることをいいことに 上に立って、その恩恵にあずかりたい、そんな夢想を抱く。 それが、経営での支配の夢想か、 革命での支配の夢想か、海外生活への夢想、 さらには”お宝”への夢想かってことが、違うだけで・・

さらに、人の”上”にたつ、人の”周り”でおこぼれに預かる、 これも、表現は違えど、本質は同じことです。

余談ですが (ほんとに共通点のまったくないもの同士というものは 接点が無く、すれ違います。 自分の世界と全く縁が無いものには、 一生あうことが無いということです。 ですが、似た物同士は、極端に対立するか仲間になるか とにかく、お互いを引き寄せるものなのです。 ですから、狭いところでぶつかり合ったり 意気投合して酒飲んでくだをまくのでしょう。 学生、同窓の学生OB同士、マスコミ界、 出版業界、言論界、あるいは、 一昔前ならば、ジャズ喫茶の一席で・・ 確かに大所帯ではない、狭い世界です。 余談はここまでです。

人にあやかって楽したい・・ 確かに私も、この誘惑にかられたことがありました

革命の功労者なんだから、 生産を支える集団に入るのは、嫌だ 革命の恩恵にあずかっていたい・・ 汗かくのは他の奴で十分だ・・と

でも、これって、誰もがあこがれることですよね こんな世の中になったら、いいのあたりまえじゃないですか たしかに、だれもが願う世の中なのは間違いない。

何で社会はそうならないんだ さっさとそういう社会にすりゃあいいのに・・

そりゃ、そうだってえの。 なれるもんなら、とっくになってるって どうあがいてもならないんだから、 なってないんじゃないの??

みんながみんな、 他人のふんどしで相撲をとりたいと思ったらどうすんですか? 社会が、成り立つわけが無いじゃないですか? だから、現実にはありえない。

確かに、個人にとっては理想だろうが 社会全体としてはありえない、いわばバーチャルな世界であると。 人から盗む人が百人いれば必ず、盗まれる人も百人現れる この比率は変わらない・・

だが、それがいかにも現実味を帯びたように まことしやかに話をされれば・・・・

努力しなくても、お題目唱えれば 魔法のように、すべてがかなってしまう。 口座に、毎年、GNPを人口で割った分の 生活できるだけの金が振り込まれる 自分の生産能力がそれを下回っていても まるで魔法かのように、帳尻があう 必ず、誰かさんが、その不足分だけ、 ひとりでに働いてくれるから・・・ その”誰かさん”の、 ”他人のために余計に働く”という勤労意欲も、 どこからともなく湧き出てくる・・これも、魔法?

さらには、極端な話 火事もない、台風もこない、自然災害もいっさいない、 寝転がっても食べ物が空から落ちてきて・・ これも、魔法の世界でしょうね。

そりゃ誰でもあこがれますよ。反対する人なぞ一人もいない。 アンケート取ったら、支持率は100%でしょう。 そんな世界があれば、現実よりかはいい世界でしょう。 そんなことを、実際に実現してくれる指導者がいたら、 少なくとも今の小泉さんよりは支持するでしょう。

もし、それが実現可能ならば、 そういう世界を作るためには、革命でも何でも する価値はあるでしょう・・・でも。

現実にありえますか?そんなこと

自分が楽したぶんだけ 誰か、かわりにふんばる人がいないと その”楽”はキープできないんですよ。 それが自分か自分じゃないか・・ってのが 個人にとっては、大問題なわけで、

国がどんな社会体制を選ぼうと、 みんな、そこだけを気にして生きているんです。

つまり、みんな同じなんです。 どこに生まれようが、どんな体制だろうが・・

その堂堂巡りを吹っ切って、額に汗して働き始める 人間が大人になるということは、そういうことだったのです。

そしてボクも

彼らに会うことによって そして、かつて文学部の先輩が言った言葉を思い出し それと実体験とを、リンクさせることによって・・・

やっと、大人の仲間入りをすることができたんです。

”先輩たち”・・・・・ありがとうございました。

>>>>第五部(GB09)に続きます

Last modified:2009/04/27 08:09:35
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