バーニングの周防郁雄は広末涼子などのライバル女優たちをプッツン女優などとマスコミに呼ばせて潰していた  Index  Search  Changes  RSS  wikifarm  Login

ボクと左翼とアンチ体験 第一部 出会い篇

芸能人 ブログ小説集


01 みなさん。どうか、私の話を聞いてください。

私は、大学時代、ある”思想”のとりこになってしまいました。 組織にも加入し、広末さんの入学に対しても、 批判めいた活動をしていました。

きっかけは、先輩から話された、あるたとえ話でした。

『日本人の総合GNPは、年間300兆円だ (この数字も、今となってはあやふやですが、 話を先につなげるため、一応、そういうことにしておきます)

日本人は、一億人いる。 つまり、平均して300万円稼いでいることになる。 これは、どういうことを意味しているのか、わかるか?

私・・”はあ・・わかりませんが・・”

つまり、日本人は、どんな人間でも 年間に、300万円を受け取る権利があるのだーーーーーー!!!!!!

だが、現状はそうはなっていないよな。 300万に及ばない、貧しい者もいる。 おかしいではないか。何故か?

金持ちが、搾取しているからだ!!! 本来我々がもらうべきである300万円のうち 多くの割合を、掠め取っているからだ!!

証拠を見せてやろうか、奴らの取り分は 300万さえはした金に見えるほどの、 どえらい金を、毎年手にしているんだぞ!』

私は、そのとき 金槌で頭を殴られたようなショックを受けました。

02 ボクは、虜になりました

そ・・・そうだったのか。今までの私は 仕事ができないと文句ばかり言われているのも その結果、おまえは半人前だ何だのという理由で、 私のバイト代がすずめの涙にとどまっているのも、 すべて自分の至らなさだと思っていました。

だけど、自分のせいじゃなかったんだ! 新入りだから、半人前だから、 ベテランより多く”生産物”をつくれない だから、ベテランより金がもらえない・・ ある程度、大学で経済学の初歩を学んだ私にとって 考え付くことはそこまででした。 でも、理由はそんなものじゃなかったのです。

こんな考えは、嘘っぱちだ!! こんな新米の私でも、 本来は、日本人の平均所得である300万を、受け取る権利があるのだ。 そして、それを妨げているのが、資本主義に毒された連中なのだ・・

私は、その熱き理論に打たれ、 その思想のとりこになりました。

03 私のバイト代なんて・・・・

私のバイト代なんてたかが知れています。 到底三百万には及んでいません。せいぜい年間80万ってとこです。 でも、現実には、年収80万でも、これはあくまで この世をしのぶ仮の姿。本来は年収300万の人間なのだ、 だから年収300万の人間と同じように、 大手をふるって、いばりくさって、世の中生きていけばいいのだ。 こう考えると、なんとなく心が大きくなり、 今までのもやもやが消えて、 なんだか晴れやかな気分になりました。

そして本来私の懐に入るべきはずの、差し引きの220万は、 金持ち連中が、私達から盗んでいるのだから いずれは革命を起こして、その金を、絶対に取り返さなければならない。 そう、真剣に考えていました。

革命が成功すれば、本来、日本人が受け取るべきはずの、 トータル300万円が、無条件で手にはいるんだ・・ 私は革命の夢を見ました。

そんな世の中になったら、どんなに楽なことだろう。 私だけでなく、日本人すべての銀行口座に 毎年300万が、必ず振り込まれる。 金持ちが我々から盗んできた物なんて、 すっかり奪い返しでもしたら、毎日あそびほうけてても おつりが来る位なんだから・・・ 今まで盗んできた物なんて有り余るほどある。原資はばっちりさ。

これのどこが不満なんだろう なんで皆、さっさと革命おこして、このような世の中にしないんだろう。 だって、そうなりゃ天国じゃないか・・・ 人間ならば、誰しも、そう願うはずなのに。どうして?? やっぱり、 『世の中、”無”から価値がどこからともなく湧き出てくるなんて そんなうまい話など、あるわけ無い』などといった 資本家連中に都合のいい、洗脳を受けているからに違いない。 うまい話・・・あるんだからしょうがないじゃないか! だけど、これを認めちゃうと 資本家連中が、一人残らず立ち行かなくなる。 だから認めようとしないんだな・・なんて卑怯な連中だろう そう思っていました。

04 ライオンだって

生活が完全に保障された 貧しき人もいない、豊か過ぎる人もいない。 真の平和がやってくるのに・・・

肉食動物、たとえばライオンだって、 毎日動物殺して食って生きていかなきゃならないのは嫌だ そう思えば、ライオンさんも そうしないですむ世の中にすればいいのに・・ 草食動物だって ライオンに自分が食べられちゃうのいやだ・・ そう思えば、そうすればいいのに

ライオンたちがそうしないのは、または、自然界がそうならないのは 連中はそう望んじゃいないからなのでしょう。 あるいは畜生なので人間みたく知恵が回らないので したくてもできないのでしょう。 幸いにも、私達はせっかく人間に生まれてきたんですから 望むことはやるべきではないのか・・と思いました。

”神はそんなこと望んじゃいない”・・なんて お偉いさんがデッチあげた迷信なんて、気にしないでサ。 資本家も同じだけど、どうして”支配階級”とやらは 愛も変わらず、こんな嘘っぱちを垂れ流すんでしょうか???

今考えると、このような考えによって まるで、世間の皆が知っていない凄い秘密を 自分だけが知っているようで なんとなく、一般世間の人々に対して、 優越感のような気持を抱いていたのです。

話を続けます。

05 どうして日本は・・・

どうして日本は こんないいことずくめの共産主義に移行しないで、 わざわざしんどい資本主義なんかやっているんだろうか バカじゃあないのか、日本人は・・ 教養も無い何も知らない市井の人々に、 このすばらしさを、何とでも伝えたい ああ・・みんなの目を覚ましてあげたい・・・ あの頃の私は、そう願う毎日でした。

たとえば、性懲りも無く、資本家連中から金を借りて 店舗を立ち上げる人たち・・ 一見、自分の夢をかなえているように見えても 実は、あなた達は、金貸しという資本家に、だまされているんですよ!

街を見渡してみても、相変わらず店舗の競争は激しいらしく、 毎日、トンカントンカン、 あっちがつぶれちゃ、こっちで新しい店立ち上げ こんなことが繰り返されています。 もうかるのは、出資金の利子をもらう銀行と 店がつぶれたり新しくできたりするたびに、 仕事がもらえる内装屋だけです。なんと非効率なことでしょう。

自分の店を構えたい。好きなこと商売にしたい でも、そんな”夢”も 結局、競合店ができたり、大手に敗北したり、 弱い物が泣きを見るのがオチです。 そういった悲劇を少なくするためにも どうせならば、集中して投資するなり、 もっと工夫すればいいのに・・・

夢なら、もっと違う夢、そう、私達のような夢をみるべきなのです。 ですが、彼らは金を貸して利子を取りたい資本家 改装の仕事が欲しい建築業界にそそのかされて 悪い”夢”を見せられているだけなのです。

今すぐにでも、改修中の店に乗り込んで、未来の店主に ”あなたは銀行などの資本家に、いいようにだまされているんです” と説教し、内装屋のアンちゃんたちに向かって 資本家に利用されて仕事もらっている、走狗め!!” と張り飛ばしたい気分でした。

06崇高な作業なわけです

(実は、一回ほど、そうしたことがありましたが 内装屋のアンちゃんたちは、きょとんとした表情をしていました 鼻でせせら笑っているものもおりました。

また、私の説明を聞き ”何だこのやろう、俺の仕事にけちつけんのか!と ケンカ腰になるものもおりました。 無知とは、なんと悲劇なことでしょう!!

また、店主とおぼしき人は、 ”ねえ、ボクちゃん。世の中のこと、 ちゃーんとわかってからそういうこと言おうね” などと鼻であしらわれ、 あるいは、精神病院への入院を勧められたりもしました

...精神病院に行くべきはずなのは、 資本家の垂れ流す洗脳を浴びた おまえらのはずだろうが!!!... そう心のそこで思いましたが まあ、私は驚くべきほどの寛容な人間なので 実際に、口にだすことはしませんでしたが

とにかく、こういった人々に、社会がおこなった”洗脳”を 一人一人といていかなければならないなんて、 なんて骨の折れることだろうか・・と思いました。 その代わりといっては何だが、 社会的使命のある、崇高な作業とでもいえましょうか)

07 まあ、そんなこんなで・・・

まあ、そんなこんなで

世の中の人たちも、 資本金をかき集めるなどという、 そんな資本家どもに都合のいいだけの、不毛な苦労などせず、 どうせなら、かき集めた金で、苦労をかけた両親に、 旅行のひとつでもプレゼントするなどして 親孝行にでも使ったほうが、よほどましだろうに。 こうも思っていました。

また、その頃の私は、 革命が成功した暁には、何をしようかな・・・などと、 自分がしたいことをあれやこれや想像して、 毎日、楽しい気分になっていました。

親孝行もいいかもしれないが・・・ でも、その前に、自分にもちょっぴりご褒美。 なんてのもいいかもなあ。 300万が無保証で手にはいるのだから、 ちょっぴり贅沢しちゃおうかな このくらいしても、バチはあたるまい・・てなわけで

気分転換に、仕事サボって、旅行でも行ってみようかな・・ そもそも今やっているバイトも辞めるだろうな。 余りにもバカらしくて・・・ 朝も早起きしなくていいだろう。 いままでさんざんがんばってきたんだから そのくらいは、怠けのうちにらないさ、バチはあたるまい。

なにしろ資本家連中は、もっと怠けているんだから。 しかも他人からの金を掠め取って・・・ そいつらにくらべりゃ、 私の朝寝坊なんて、まだまだかわいいもんだ。 しばらくブラブラしてようっと。たしかにいい世の中だなあ

ああ、そんな世の中になったら 自分だけでなく みんながみんな、こう考えるだろうな・・・

みんながみんな・・・あれぇ!

08なんだ、つまんね

まだ社会人でもない自分がこう考えるのはいいが、 もし、食べ物を作るお百姓さんが、一人残らず こうかんがえたとしたら・・

海外から買えばいいか・・・ そうすると外貨を稼がなくてはだめだな・・

あるいは、世界革命が成就してして 世界のお百姓さんが全部、こう考えてたら・・ いくら外貨をかせいでも、 肝心の食べ物が世界中で不足していれば インフレで買えないだろう。

とにかく、こんな世の中になったら 食べ物を作る人が誰もいなくなり、 食べモノがこの世からなくなるだろう そうすると、わずかにのこされた食べ物の値段は高騰、 インフレのため、三百万で買える食べ物といったら わずかな物しかのこされない。それじゃ困る。

他の仕事はかまわないけど お百姓さんだけには、他人のぶんまでがんばってもらわないと。 がんばるのは、お百姓さんだけではない 日本人の所得平均300万という裏付けとなっている、 外貨を必死にかせいでいる人たちすべてに当てはめないと・・ 彼らがいっせいに怠けだしたら、 300万の”裏付け”がなくなってしまう。 彼らがいっせいに生産しなくなり 食べ物だけでなく、あらゆる生産物がなくなってしまえば、 300万の現金保証なんて そんなもの、インフレで紙切れ同然だ。それじゃ困る。

日本人全員の生活が、完全に保証されている・・といっても こういった市井の人たちが必死ではたらかなければ、 その”保証”も空証文にすぎなくなってしまう。 毎年みんなの口座に300万振り込んでも、意味が無いってことだ。

なんだ、結局、お百姓さんだけでなく みんなしてはたらかなきゃだめってことは、 今までとかわりないじゃないか なんか、つまんねえの・・・ああ、自分は、その中に入りたくないな なんたって革命起こした功労者だし、どこかで見返り求めないとな。 他の連中が苦労しても、肝心の自分が楽できなきゃ、 苦労して、革命成功させた意味が無いじゃないか。 今までと同じだよ。つまんね。 働く人の上にたって、あぐらかいて楽できねえじゃないか

あれぇ・・

09 同じムジナじゃないか!!

それじゃ俺もあの資本家連中と同じムジナじゃないか!! いかんいかん、誰かが働いてくれるんで自分は怠けられる そんなよこしまな考えを抱いちゃいかん。ふーッ。危ない危ない。

なるほど、いままで、資本家連中は、 みんなが300万稼いでいるという裏付けがあったらからこそ おおいばりであぐらをかいていけたんだな。気楽な連中だなあ たしかに、誘惑多いよな。でも、 一人頭300万の裏づけが無ければ、奴らも身動きが取れない。 じゃあ、一人頭、そんなに稼げない、極端に貧しい国だったら 資本家もそんなに威張ることができなくて、 理想的な平等社会になるな・・

あれぇ

それじゃ本末転倒じゃあないか。 貧しいから差が無い。豊かだから差がつく 差がつかないためにはみんなで仲良く貧しくなろう・・ なんて、矛盾しているぞ。 豊かになるために、我々は、がんばっていかなきゃならないんだろ。 うーん。わからなくなってきた。話をお百姓さんに戻そう。

誰が生産するんだろう。食べ物を作るんだろう。 金持ちから奪い返した物だって、消耗品ならば いずれ底をついてくる。 これからは自分で自分の物を生産しないと・・

他の生産物はおいといて やっぱり、お百姓さんだけは、自分の食べるぶんだけではなく みんなが生きていくうえで必要なぶんだけは、 ちゃんと作って欲しい。

ほんとは、みんなが鍬や鋤をもって 畑に借り出せばいいんだが・・

私みたいに、きつい農作業がどうも苦手で、 でもその代わり、夏は涼しく、冬は暖かいトラクター工場、 肥料の工場が性に会うひと あるいは、農業技術の発明などには貢献できそうな人材は、 そっちで働いて欲しい。 なにも畑耕すだけが能じゃない、 こういった人たちも、農業には必要だし、

だからお百姓さんだけは、そういった人たちを食べさせるために 余計にがんばってもらわなきゃ。

秘密警察でもなんでもつくって、どんどんはっぱかけて、 食べ物を作らせるとか ノルマに達しない物にはバツを与え・・・ ちょっときびしいけど、射殺しちゃうってのも、ありかな。。。 狐さんをぶっ殺すハンターみたいに。

秘密警察さんも、日本全国のお百姓さんの労務管理をするのだから 相当大規模にしなきゃならないなあ お百姓さん100人にたいして、100人、 つまり一対一くらいじゃないとだめだろうな・・

あれぇ

10お百姓さんも大変だなあ・・

(その秘密警察は、フルタイムで 監視の仕事をしなければならないとする。 とすると、畑仕事の片手間に・・ということは できない相談だ。これは人件費の問題ってことで 話をわかりやすくするため単純な比率にしただけだ。 たとえば一日の半分が、労務管理の仕事ならば 半分秘密警察で働いて、半分畑耕すということをするより 秘密警察を半分の人数にすればいい話だからな。)

とすると、その秘密警察の食べるご飯は、誰が作るんだろう・・・

またもやお百姓さんたちか・・・大変だなぁ、彼らも。

トラクター工場、肥料工場で働く人達は 食べ物を作ることに関係しているんだから お百姓さんだって、彼らの食べるぶんまで作物を作らないと 自分達のためにならないってことはわかるだろう でも秘密警察ときたらどう反応するだろう。 いい顔しないだろうな。 自分を射殺するかもしれない連中なんだから・・

でも、秘密警察だって、 いなければ自分達がちゃんとまじめに働かない だからトラクター工場の人たちと同じく、 作物の生産アップに貢献しているんだ。 回りまわって、自分のためでもある。 だから、彼らにもご飯をつくってやらなければならないんだ

といった、道徳規範でもつくって、お百姓さんたちを 納得させようかな。

やしなう義務はあるけど・・とすると、 お百姓さんたちは、自分と同じ数だけいる秘密警察の食い分まで つまり自分の食べる分の、さらに二倍の作物を作らなければならないわけだ。 (わかり安くするため、トラクター工場の人たちとかは除外するね)

やっぱりお百姓さんって大変だな。

封建主義や資本主義のときには、 儒教道徳だ何やら、体制側に都合のいい論理で洗脳されて搾取され、 社会主義になったらなったで、 またもや体制側に都合のいい倫理で洗脳されて搾取され 踏んだり蹴ったりだな・・・

あれぇ

11と、いうわけで・・・

あれぇ

ええい・・これは洗脳や搾取なんかじゃないぞ! これは、レッキとした、社会主義を維持させるためのシステムだからな 同じじゃないぞ!あんなのといっしょにしないでくれ!

まあいいや、話を戻そう

監視しなくちゃ、作物を作ってくれないんだからしょうがない お百姓さんが自然に作物つくってくれる体制なら、 秘密警察なんていらないんだけどな。 ある程度資本主義的な、労働者の意欲を持たせる体制にすれば なにも秘密警察に射殺されるぞと脅されるまではっぱかけられなくとも ほっとけば勝手にまじめにはたらいてくれるだろうな。・・

あれぇ

それじゃもとの、資本主義にもどっちゃうじゃないか・・いかんいかん

あくまでも社会主義の枠内でおさめないと・・・・・

と、いうわけで

こうやって、ああでもない、こうでもないと、 勝手に自分の頭の中で考えをめぐらしていました。 これが駄目ならこうだ、とすると、また新たな問題が出てくる それについての対処法を考え出し、そうするとまた元に戻ってしまう 理論が袋小路に陥ったり、堂堂巡りになったり、 どんどん先に進んだり とにかく、あることについて、あれやこれやとシミュレートし、 理論をこねくり回し、もてあそんでいたわけです。

今考えると、この時期が、 いままでの人生において、一番楽しい時期だったのかもしれません。

まあ、今考えると、よほどひまだったから そんなことができたんでしょうが。

続きは、後ほどお話します。

先にお話した、広末さんの話は、またあとで出てきます。それでは

<第二部(GB06)へとつづく>

Last modified:2009/04/27 08:06:37
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